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「作るのが好き、たべるのは大好き、そしておしゃべりも大好き」という三人娘が、楽しくおしゃべりしながら、お菓子作りの秘訣を伝授。さても女三人寄ればかしましい?いえいえ、「菓子まし娘」はどんどんお菓子が増えていくという意味もこめて「菓子・増し」なのです!基礎からはじめて、作り方をくわしく解説していますから、お菓子作りがはじめてという人でも安心してチャレンジしてください。 |
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洋梨とアーモンドクリームのタルト |
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亨子(以下K): フランスでは、お菓子屋さんでもパン屋さんでも売っていて、とてもポピュラーなお菓子だよね。材料もシンプルで、パート・シュクレとクレーム・ダマンド、それにポワールつまり洋梨だけだし。
直子(以下N): クレーム・ダマンドって、和菓子で言うとあんこみたいな存在かな。タルトでもパイでも何にでも使えるし、パート・シュクレの器にクリームを入れて、アーモンドスライスを散らしただけでもお菓子になるね。アマンディーヌっていう名前で。
治代(以下H): クレーム・ダマンドをパティシエールと合わせてフランジパーヌって言うクリームにしたり、アーモンドパウダーの一部をヘーゼルナッツやクルミのパウダーに置き換えたりすると、バリエーションが広がるね。
N: 今回はポワールだけど、りんごを使えばタルト・オ・ポムになるし。りんごは煮たものじゃなく、スライスしたものを生で置いて焼いてもおいしい。
K: 洋梨でもりんごでも、自分で煮てみるといいね。缶詰を使う場合でも、シロップで煮直してレモンを加えたり、お酒をちょっと加えたりするだけで、全然違ってくる。
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H: フランスのお店では、ア・ラ・メゾン、つまり自家製で、洋梨のとれる時期にまとめてコンポートにして瓶詰めにしておいたりするね。単なるシロップ煮じゃなくて、香辛料をきかせてみたり…。家庭でも、コンポートとかジャムとか、ピクルスとかいろんなものを手作りしてる。日本で言えば、梅干や漬け物漬けるって感じかな。こういうものでタルト作ると、やっぱりひと味違うよね。
N: 今は日本でも洋梨はスーパーでも手ごろな値段で買えるようになったけど、フランスではどんなフルーツでも市場で安い値段で手軽に買えるからね・・・。それといろんなフルーツが家の庭になってたりする。チェリー、洋梨、りんご、アプリコット、カシス、フランボワーズ・・・・。
K: いいね、庭でなってるフルーツでお菓子作るなんて。
N: パート・シュクレの扱いさえうまくいけば、いろんなクリームやフルーツでオリジナルなタルトが色々できる。もちろん缶詰めのフルーツでも充分おいしくできるから気軽に挑戦して欲しいネ。
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