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連載コラム 菓子まし娘のお菓子講座
「作るのが好き、たべるのは大好き、そしておしゃべりも大好き」という三人娘が、楽しくおしゃべりしながら、お菓子作りの秘訣を伝授。さても女三人寄ればかしましい?いえいえ、「菓子まし娘」はどんどんお菓子が増えていくという意味もこめて「菓子・増し」なのです!基礎からはじめて、作り方をくわしく解説していますから、お菓子作りがはじめてという人でも安心してチャレンジしてください。
菓子まし娘のキッシュ・ロレーヌよもやま話
練りこみパイ生地を使ったお惣菜
キッシュ・ロレーヌ
作り方の方程式 パート・プリゼ+アパレイユ+ベーコン&チーズ=キッシュ・ロレーヌ
治代(以下H): この「キッシュ・ロレーヌ」にはフランス旅行中、お世話になったなあ。

亨子(以下K): そうね。キッシュはお菓子屋さんでも手に入ったのが魅力的だった!

直子(以下N): ロレーヌ地方の名前が付いてるけど、どの地方のパン屋や菓子屋にも置いてあるんだった?

H : パイ生地の器に、ハムやベーコン、チーズに魚貝類、野菜などを入れて、卵ベースの生地を流して焼いたものを「キッシュ」と呼ぶんだけど、その中でも、ベーコンとチーズを入れて作った「キッシュ・ロレーヌ」はロレーヌ地方がキッシュの発祥の地ということから、一番ポピュラーなタイプ。今ではどの地方にいっても見られるよ。

K : パイ生地のサクサクした感じがおいしいよね。炒めた玉ねぎを入れると甘味が出ておいしいし。バリエーションを広げて、贅沢にホタテやムール貝、ポロねぎ・・・・大きさも変えて、一口サイズにしてオードブルにするとおしゃれなパーティー料理になりそうかな?

N : 生地は甘くないものを使うけど、フイユタージュ(折り込みパイ)だったり、パート・ブリゼだったり、フランス校ではクロワッサンの生地で作ったこともある・・・・。

H : うん、あのクロワッサン生地を使ったキッシュはサクサクしてて生地の口溶けがよくおいしかったなあ。中に流す生地は、今回は一番シンプルなものだけど、ほんの少しコーンスターチを加えて、少しとろみをつけると、ちょっとふんわりした食感になる。こんな風にお菓子にも使用する生地を使ったお惣菜をいろいろと、フランスのお菓子屋さんではよく見かけるよね。

K : 甘いものも、塩気のものも両方買えるのがいいね!他にはシュー生地を使ったものをよく見かけたかなあ・・・・。買ったときに温めてもらう事もできるからいつでもアツアツが食べれたし、その後はデザート・・・・。私みたいなこんなお客をねらっているだろうね。

N : 生地さえあれば家でも簡単に作れるよね。家でキッシュを作る場合、急いでいても一度生地だけで焼いた方がいい?

H : うん、そうねえ。中に流す生地を「アパレイユ」っていうんだけど、これは液体だから、生の生地に直接だと染み込んでしまって、どんだけ周りのパイがサクサクしてても、その部分がおいしくない!!生地のサクサク感とアパレイユのしっとり感。この絶妙のバランスの為にもぜひから焼きを!!そうする事でアパレイユへの火通りも早くなるので時間的にはそんなに変わらないよ。
好みの具材を入れてオリジナルのキッシュにチャレンジしましょう!!

菓子まし娘


このコラムのレシピ

コラム担当

レシピ キッシュ・ロレーヌ

菓子まし娘
人物 松谷治代
人物 小林 直子
人物 古村 亨子
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