|
|
|
|
|
「作るのが好き、たべるのは大好き、そしておしゃべりも大好き」という三人娘が、楽しくおしゃべりしながら、お菓子作りの秘訣を伝授。さても女三人寄ればかしましい?いえいえ、「菓子まし娘」はどんどんお菓子が増えていくという意味もこめて「菓子・増し」なのです!基礎からはじめて、作り方をくわしく解説していますから、お菓子作りがはじめてという人でも安心してチャレンジしてください。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
レモンクリームの小さいタルト |
|
知恵美(以下C): 今日はトロンとすっぱいクリームとさくさくっとした生地のお菓子を紹介します。初夏らしいお菓子ですね。私、このお菓子大好きなんです!!フランスのお菓子屋さんでもよく見かけますよね。
亨子(以下K): ほんとそうだね。よく見かけるね! 表面にメレンゲを絞っていたり、レモンのスライスがのってたり・・・・見たけど食べたことあったかな?なおちゃんは食べたことある?
直子(以下N): 味の想像ができるのであえて頼んだことはなかったなー。
治代(以下H): どんな小さなお菓子屋さんに行っても、パン屋さんに行っても並んでるお菓子だよね。私もなおちゃんと一緒で、食べてみよう!!と思ったことはなかったなあ。でも、それだけどこのお店にもある定番ってことは、フランス人が大好きなんだろうね。
C: へぇ〜。ちょっと意外な反応でした。とすると、どんなお菓子を注文されるんですか?ムース?タルト?私はフランスのお菓子屋さんではこのお菓子よく食べます。自分のお気に入りも何件かあるんですよ。お店によってクリームの濃度や酸味が違ったりパン屋さんのは糊みたいに濃かったり粉っぽかったり・・・・色々ですが。今回のクリームはトロンとしていて爽やかな酸味でお勧め!!
K: さすが ちえみちゃん!色々食べ歩いてるね。沢山のバターを使って、鍋の中で炊き上げるあの酸味のあるクリームだよね。材料を混ぜながら沸騰させればいいのでそんなに難しくないよね、どう?
C: そうですね。クリームは材料を混ぜるだけ!でも、今回は湯煎にかけて濃度を付けていきます。鍋で炊き上げる場合は材料を混ぜて火にかけたら底から焦げないようにクリームを一度沸かします。軽くポコポコと沸いたらOKです。どちらで作っても、少し温かいうちに流すと平らになりやすいのできれいに仕上がります。今回はナパージュ仕上げにしましたがメレンゲ仕上げはお好きですか?
N: 上品な味のクリームだったら私はナパージュ仕上げが好きだけど、メレンゲ仕上げてもいいんじゃない。レモンの酸味を押さえて、食べやすいから・・・・。
H: 私はメレンゲで仕上げたの大好き!!メレンゲを絞ったら高温のオーブンで表面にさっと焼き色をつけて・・・・この香ばしさがたまらない!!
K: このときはイタリアンメレンゲだね。温かいメレンゲを絞り出したり、へらで塗りつけたりするといいね。メレンゲの中にレモンの皮のすりおろしを入れるとより香りもいいし。
C: ん〜いい匂いがしてきそう・・・・。絞ったイタリアンメレンゲに、たっぷり粉砂糖を振って・・・・焦がす・・・・それもおいしそう。どちらも違った味わいでいいですね。レモンやグレープフルーツを薄く切ってシロップに漬け込んで、ちょっと乾燥させたものを飾ってもかわいい仕上げができそう。あと気をつけることは、レモンは酸が強いので、器具の素材に注意をしてくださいね。
N: クリームを炊く時はアルミの鍋は酸に反応するからダメね!泡立て器で混ぜながら炊くから傷つきやすいホウロウもダメ、ということはステンレスの鍋が無難かな?
H: 今回のように、湯煎で作るのならガラスのボールを使うのもいいかもね。うんっ!?プラスチックでも大丈夫だよねえ・・・・ガラスやプラスチックのボールは一つあると湯煎にもかけられるし、電子レンジにも入れられるし、便利!!それにプラスチックのボールは結構安いから・・・・
K: そうか電子レンジで作れるなら作業も早いね!そのかわりまめに取り出して混ぜないと大変なことになるね。
C: そうですね。電子レンジってとっても便利。レンジでも湯煎でもなめらかなクリームになるように作ってくださいね。これからまた暑い夏がやってきます。冷た〜くしたレモンのタルトで元気に乗り切りましょう!!
|
|
|
|
|
|
|
|
|