【辻調塾】2月4日/辻調<新>塾:「農業とICT(情報通信技術を考える)」亀岡孝治先生を迎えて
今回の辻調<新>塾は、三重大学・大学院生物資源学研究科教授の亀岡孝治先生に
「農業とICT(情報通信技術を考える)」というテーマでお話いただきました。
亀岡先生は、元々ご実家が農家で「当時は決して農業はしない。と思っていた」とのお話でしたが、巡り巡って、現在は農林水産業の現場を充実させるという意味でのICTインフラ構築について研究をされていらっしゃいます。
システムやインフラ構築というと、大量生産や工業的な話のように思いがちですが、農家が持っている、知識や経験に裏打ちされた農業の"知恵"を、情報通信技術(ICT)を駆使して、食と農業を科学すること、データ化することは、日本の農業の優れた文化を後世に残し、「低コストで競争力のある農業(経済的視点)」、「食の安全・安心(社会的視点)」、「持続的で環境に優しい農業(環境的視点)」を可能にするという、とても夢の広がるお話でした 。
何よりも、結果それらが充実することは「みんなが美味しいものが食べられるようになるのは幸せなことじゃないですか」。という亀岡先生の言葉がとても印象的で、そして、とてもわかりやすい説明には、参加者のみなさんも、大きく頷いていらっしゃいました。
また、さらに具体的な例も加えて、お話をお伺いしたい充実した内容でした。