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ニュースリリース

「和食」に関するアンケート調査結果を発表!

プレスリリース

2013.12.04

◆◆「和食」に関するアンケート調査結果を発表!
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日本人にとっての「和食」とは・・・季節を皿の上で表現するもの!
カレーライスやラーメンは「和食」?カリフォルニアロールは?
「和食」ならではの料理は「寿司」!外国人にご馳走したい料理も「寿司」!!

辻調理師専門学校など、東京・大阪・フランスに食のプロを育成するスクールを持つ日本最大の"食"の教育機関 「辻調グループ」(大阪市、校長:辻芳樹)は、このたび、全国20~60代男女572名を対象に「和食」に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表いたします。
※問1~問4の調査結果は10月23日に発表いたしました。


■祝、世界遺産!82.4%が「嬉しい」と回答
去る10月22日、「和食;日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に記載勧告されました。本調査では事前に、政府が「和食」の世界遺産化に向けた申請をしていることを知っていたかを聞いてみたところ、63.8%が「知らなかった」と回答。しかしながら、「和食」が世界遺産になることに対しては82.4%が「嬉しい」と思っており、「和食」が外国の方に理解されていると思う方も76.0%に上りました。

■「和食」とは・・・「季節の食材」を「美しく盛り付け」て、「季節感を表現」するもの
日本人にとっての「和食」とは何でしょうか・・・ 「和食」を構成する重要な要素を挙げてもらったところ、1位は「季節の食材」76.6%、次いで「盛り付けの美しさ」68.2%、「季節感の表現」59.6%、「日本産の食材」57.2%と続き、5位に「器や皿」56.8%がエントリーしました。「和食」とは、旬の食材を味覚はもちろん、視覚でも楽しみ、日本の四季を感じ取れるものであるようです。この結果を反映するように、「和食」と聞いてイメージするメニューは、2位の「刺身」9.3%と34.2ポイントもの差をつけ、「寿司」が43.5%のダントツでトップになっています。

Washoku_mini.jpg■国民食「カレーライス」は「和食」だとは思わない!?
今回、世界遺産に登録される「和食」とは、日本人の食における様々な社会的習慣を指します。つまり、私たちの日常に溶け込んでいるカレーライスやラーメン、ナポリタンのように日本独自の変化をたどったメニューも「和食」という定義で登録されます。そこで、これらのメニューに対し、「和食」と思うかどうかを尋ねてみました。その結果、「和食である」という回答が、「焼きそば」は44.6%であったものの、「ラーメン」28.3%、「カレーライス」22.7%、「ナポリタン」18.2%、「カリフォルニアロール」12.2%と、比較的低い数字になりました。すでに国民食となっている「カレーライス」でも、4分の3以上の方々が「和食ではない」という意識を持っているようです。

■海外の日本食レストランにはマイナスイメージが・・・
現在、日本料理が海外で流行っていますが、外国人に受け入れられる要因を聞いてみたところ、「ヘルシー・健康志向」が1位80.8%で、2位が「料理の美味しさ」60.8%、3位「盛り付けの美しさ」51.6%となりました。実際に、過去5年以内に海外の日本食レストランに行った方(301名)の58.5%も「料理は美味しかった」と回答しています。一方、「まずかった」と回答した41.5%から挙がってきたエピソードは・・・「刺身が新鮮ではなかった」「とにかく油を大量に使ったものが多い」「盛り付けが大雑把」という感想が多く、また、「お寿司が酢飯ではなかった」「うな重のご飯がバターライスだった」「そばつゆが変に甘かった」という、従来の作り方ではないという指摘も多く見られました。また、海外の日本食レストランに行ったことがない方(271名)に現地のイメージを尋ねてみると、「昔よりも美味しくなったイメージ」(63.9%)はあるものの、「日本で食べるよりまずそう」88.6%、「衛生面が不安」84.5%、「食材が新鮮ではなさそう」78.6%と、マイナスのイメージが高いことが分かりました。

■外国人には「寿司」「天ぷら」「刺身」をご馳走したい!
最後に、ご自身が外国の方におススメしたい・ご馳走したい「和食」メニューを3つ挙げてもらったところ、1位は「寿司」62.9%、2位「天ぷら」40.2%、3位「刺身」14.7%、4位「すき焼き」14.3%、5位「そば」11.0%という結果となりました。


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「和食」アンケート調査概要
【調査期間】 2013年10月9日(水)~10月11日(金)
【調査対象】 全国20~60代男女 計572名
【調査方法】 インターネット調査
【調査結果】 添付の資料をご確認ください
_____集計表のお渡しは可能です。
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★NEWS RELEASE_和食アンケート


■辻調グループ代表・辻芳樹(つじ よしき)プロフィール
1964年10月大阪府生まれ(49歳)。欧米の食の最前線を調査研究し、その成果をプロの調理教育に活かしている。2000年、 主要国首脳会議(九州・沖縄サミット)にて首脳晩餐会料理監修。2004年、内閣官房 長官知的財産戦略本部コンテンツ専門調査委員に就任。日本の食文化の海外発信にも積極的に取り組み、2010年、アメリカで開催された「国際料理会議」では組織委員を務め、「日本料理における多様性~伝統と革新~」というテーマで基調講演を行った。著書に  『美食のテクノロジー』(文藝春秋)、『美食進化論』(共著、晶文社)、他。
2013年12月14日、『和食の知られざる世界』(新潮新書)発売。

S9W0712_mini.jpg※「和食」の世界遺産登録(記載勧告)に関するコメント
和食がユネスコの無形文化遺産に登録されたことは、多様な食文化と高い料理技術が評価されたことと認識しています。登録をきっかけに、世界の料理人同士がますます活発に交流し、和食が発展することを願います。そして、豊かな自然を享受して発展したわが国の食文化に、若い料理人が誇りをもつきっかけになることを期待します。料理の専門教育機関として、日本の食文化が持っている可能性や拡張性を追求する国内の料理人のみならず、海外の料理人も支援し、 それを担える人材の育成により一層取り組んでまいります。


<お問合せ>
辻調グループ企画部:尾藤、渡邉
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