OSAKA

辻調理師専門学校

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森永製菓×辻調の共同企画ワークショップ~Z世代のお菓子の楽しみ方 第2弾!~

製菓技術マネジメント学科

2025.02.17

先日、昨年に続き2回目となる森永製菓×辻調の共同企画ワークショップが開催されました。森永製菓さんが目指される、わくわくとコミュニケーションに繋がる製品開発に向けて、Z世代の代表として、辻調の製菓学科から30名を超える学生が集まりました。

今回来校されたのは、森永製菓の人気ブランド「チョコボール」の研究開発を担当する社員の方々。まずは森永製菓の社員の方より、企業でのお菓子の開発業務についてご紹介をいただきました。
プレゼンいただいたのは、なんと辻調の卒業生の社員さま!辻調で製菓を学んだあと、森永製菓に入社され開発業務に携わられています。

先輩から会社の成り立ちからブランドラインナップ、商品シェアなどの森永製菓のご紹介ののち、いつ食べてもおいしい安定した品質を担保した商品開発、大量の製品をラインでつくる難しさ、企画から販売までのスケジュールなど、大企業での商品開発についてお話いただきました。普段からおいしいお菓子を学んでいる学生にも開発業務は人気の業種です。みんな興味しんしん!

お話の後には、5つの班に分かれて意見交換の時間です!テーブルには、森永製菓をはじめとする見慣れたお菓子がずらり。これらを実際に食べて、意見を出し合い、「大人 or 子供」「みんなで or 一人で」などどんな場面でそれぞれのお菓子が楽しめるか?マッピングしていくのが今回のワークの中心です。それぞれのお菓子について、どんな印象?どんな人に選ばれそう?どんなシチュエーションで手にとる?どんなふうに楽しむ?意見を出し合っていきます。

「キョロちゃんがついていると印象は変わる?」
「これはCMのイケメンが好きでほしくなる!」
「チョコレートはある程度の価格帯でも買うかな、、」
「推しキャラがついてたら買う!なんなら貯め買いする!」
「このお菓子はチョコレート売り場にあると買いやすい?」
フリーに話し合いながら、お菓子をマッピングしていきます。とてもにぎやかな教室です!また最後には、森永製菓の新商品がひと足早く登場し、試食・意見交換の後、既存のお菓子との違いやマッピングにも追加されました。

さて、たっぷりの意見交換の後は、班ごとにまとめた意見を発表となります。



「新商品はパッケージが落ち着いた高級感ある印象で20-30代にうけそう。大人向けにカテゴライズしました」
「全粒粉ビスケットや繊細なクッキーを使ったお菓子は大人も満足度が高い」
「新商品でもなじみのあるキャラクターが載っていると新商品でも安心して購入できる」
「アタリくじもついているお菓子は子供も楽しんでくれそう」
「ポケット式のパッケージは持ち運びもでき何かしながらでも食べることができて便利」
「新商品はシェアというより1人で楽しむのが先!」

そのほか、販売コーナーや価格帯についての言及も。たくさんの意見がシェアされ、会は終了となりました。1年前とも違った、製菓業界や世間のトレンドを反映した目新しい意見も多かったですね。多方面にアンテナを張ることがお菓子の開発には欠かせませんね!

商品開発、さまざまな条件下のもと、アイデアを形にしていく難しい仕事ですが、
お菓子を囲んで笑顔があふれるワークショップの場となりました。
森永製菓の皆さま、貴重な機会をありがとうございました!