第一回目の専門講義(レクレール校)
Bonjour
フランス・レクレール校教務部のソフィーです。そろそろ雪の便りも聞かれる頃になりました。
作成する料理の数が増えた2セリの半分が過ぎ、フランス校での実習の三分の一を終えたところです。毎日の実習はいつも時間との戦い。
サービスの授業では、チーズの提供を開始しました。柔らかいチーズを形よく切ったり、馴染みのないフランスの地名がついた名前の説明をしたり、またあらたな課題に立ち向かっています。
そんな中、チーズの専門講義が行われました。「チーズの無いデザートは片目の美女のようなものだ」と18世紀の美食家ブリア=サヴァランが言うようにフランス料理には欠かせない要素です。今回の講義では、製造法からチーズの分類に試食と、内容が凝縮された90分でした。
外来講習もほぼ毎日のように行われています。製菓ではサラディノ氏、調理ではバルト氏とセザリ氏がいらっしゃいました。バルト氏による講義では、デザートの前にそのまま出される従来の提供のされ方とは違い、チーズをメインにした料理を作成することでチーズの新しい提供の仕方が披露されました。伝統的な方法から時代の最先端をいく一皿まで、幅広い内容の授業が展開されています。
また11月第三木曜日は、ボージョレー・ヌーボー解禁日です。時差の関係で、世界で一番にボージョレー・ヌーボーを飲める日本。こちらは本場ボージョレー地方のお祭り気分を感じながら、フランス校でも今年の収穫を祝いました。このように本場の雰囲気を直に感じながら、フランス食文化を学べるのもフランス校の醍醐味です。(*フランスでは18歳より飲酒が法的に認められています。)
だんだん寒さも厳しくなってきました。部屋の中と外の気温差も激しいので、体に気を付けて風邪を引かないように。体調管理に注意しましょう。