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辻調グループ フランス校

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レストランシミュレーション実習それぞれの役割(レクレール校)

フランス校日記

2019.10.29

10月29日(火)

Bonjour,
レクレール校教務部のエリーです。

先週は天気の悪い日が多かったのですが、この週末はからっと晴れ、レクレール校周辺のボージョレの丘には青空が広がりました!
近場の街に遊びに行く人、初めてパリに行った研究生もいましたが、天候に恵まれたおかげで良い週末が過ごせたと思います。

さて、今回はフランス校のレストランシミュレーション実習の各役割をご紹介します。
レストランシミュレーション実習とは、「調理・製菓」「サーヴィス」「クリヨン(お客)」の3役に分かれて毎日交代で行う、まるで本当にレストラン営業をしているかのような実習のことです。

●調理・製菓班
その日の料理・お菓子を作る班。
前日から仕込み、製菓は当日午前中の間にお菓子の仕上げまで行います。
何時から仕上げを始めるのか、どういうところに気を付けるのか、毎回各班で目標を決めて実習を行っているようです。
デュラン先生とも、そして研究生同士でもフランス語でコミュニケーションをとるよう頑張っています。




そして調理はお客のオーダーが入ってから仕上げ、盛り付けを行うスピード勝負。
シェフのフランス語のオーダーを聞き取り、その数の料理を一気に仕上げます。
ここで大変なのは、1テーブルで2種類の料理が注文されたら、同時にそれらの料理を仕上げ、お客に提供しなければならないこと。
焦り過ぎると火通しや盛り付けに影響し、気にしすぎて作業が遅くなると冷めた料理を提供することに・・・すべてに気を配りつつ素早く仕上げる技術を身につけていきます。


●サーヴィス班
午前中はレストランのセッティングやフランス語の授業を受け、レストランシミュレーション実習開始とともにレストランサーヴィスに回る班です。
もちろんやり取りは全てフランス語。
注文をとるところから、調理・製菓班へのオーダー、そして料理・お菓子の説明など全てをフランス語でこなしています。

●クリヨン(お客)班
ただおいしく食べるだけではないのがクリヨン班。
料理やお菓子の見た目・味・食感など全てに注目しながら評価シートにコメントを記入します。
それらのコメントは、その日調理・製菓班だった研究生たちが確認、各自の復習に繋がる貴重な意見になります。
もちろん食事の時間ですので、料理・お菓子をしっかり味わい、同じテーブルの研究生同士で会話を楽しむ時間でもあります。

これらを日替わりで順番に担当するのがフランス校のレストランシミュレーション実習です。
もちろん当日これらの役割をこなすために、前日に予習・ミーティングを各自・各班で行っており、まさに料理・お菓子漬けの日々を過ごしています。