ルフェール(エスコフィエ校)
Bonjour.
エスコフィエ校教務部のデボワです。
フランス校の調理実習授業は、1セリ(Serie:「シリーズ」の意)から3セリまであり、セリが進むに従って、料理のレベルも上がって行きます。
そして、研究生が授業に慣れ始める2セリからは、研究生の自律性を養うため、ルフェール(Refaire:「繰り返す」の意)と言って、職員が極力手助けや助言を行わず、研究生だけで実習をやり抜く授業が始まるのですが、今日は3セリのルフェール1回目の日でした。
いつものようにコアールシェフからオーダーが通され、作業が始まります。
ルフェールの日は、やはり普段の実習以上に研究生に緊張感があるように見えます。
通常であれば頼りにできる職員ですが、この日ばかりは助言や手助けを求めることはできません。
また、ミスをしてもフォローしてくれる職員がいませんので、自分たちの力だけで対応することが求められます。
とは言え、フランス校に入学して約4ヵ月弱、毎日のように実習をこなしていますので、3セリともなると、研究生たちは大きなミスをすることなく、自分たちだけで実習をやり抜くことができるようになっています。
3セリは、我々職員から見ても仕事量が多く、技術が求められる料理が多いのですが、それを自分たちの力だけでやり遂げる研究生たちを見ていると、思わず「凄いなー!!」と呟いてしまいます。
実習授業も残すところあと1ヵ月を切りました。
研究生たちにはこの調子で最後まで走り切ってもらいたいところです。