さて、ここはどこでしょう?
Bonjour, フランス校教務部です。
35度を超える猛暑が続いたかと思うと、いきなり最高気温が21度になったりと、気温差が激しい今日この頃ですが、
こちらはすでに秋の気配がしています。空も秋晴れ!という感じです。
気持ちがいいので、今日はシャトー・ド・レクレールの各所をちょっとアートな気分で切り取って撮影してみました。
これからお見せする写真が、それぞれシャトーのどんな場所のものわかりますか?
はい、まずはシャトーの地下から3階まで続く、らせん階段でした。
上から見ると、まるで魔法の世界にいるようですね。
これはディレクタールーム(校長室)の天井です。
まるで美術館のように、空への吹き抜けのだまし絵が描かれています。
こちらは事務室(教務部)へ続く廊下。床のモザイク、美しいと思いませんか?
廊下は窓のデザインもムード満点。まるで教会のステンドグラスみたいですよね!
こちらは、来客用サロンの壁の彫刻。真偽は定かではありませんが、このモチーフは、ジャン・グジョンという
フランスを代表する偉大な彫刻家・建築家へのオマージュだという話を聞いたことがあります。
そして、来客用サロンの天井。彩色された梁(はり)が、どことなくアジアの印象も与えます。
世界博覧会が行われるなどアジアの文化がヨーロッパに広く紹介され、好まれるようになった時代背景が影響しているようです。
なんと、シャトー・ド・レクレールができたのは1871年!
研究生たちは、およそ150年前のネオ・ゴシック様式のお城で学んでいるんです。
これは正面玄関の扉の上の装飾ですが、植物的なモチーフがとっても印象的です。
ネオ・ゴシックとは、中世ゴシック様式の装飾を取り入れた18世紀後半~19世紀の建築様式です。
これはシャトーのテラスの天井ですが、細部のデザインがとっても興味深いですね。
以前紹介した「ガルグイユ(ガーゴイル)」もネオ・ゴシックならではの特徴でした。
ガルグイユはここでチェック
注意深く見ていくと、ほかにもたくさん面白い装飾やデザインを発見することができます。
いつかぜひ、実際に自分の目で確かめていただきたいです!