フランスのパン
Bonjour, 辻調グループフランス校教務部です。
今日から3月が始まりました。1月からあっという間ですね。
最近のフランス校近郊は、朝こそ霜が降りる時もありますが、日中は暖かい日が多く、桜のような花(日本のに似ていますが少し違う)も咲き始めています。
コロナ禍によりなかなか外出が難しいフランスですが、そんな中でもフランス人の皆さんが頻繁に出向く場所があります。それはパン屋さんです。フランスで完全なロックダウンが行われた去年の春も日常的に不可欠なものを売るお店は開店していましたが、その一つがパン屋さん。
エスコフィエ校のあるレイリュー村のパン屋さん。
日本人の米の消費量も以前に比べるとかなり減っているようですが、フランスでもパンの消費量は減っているようです。朝ごはんはシリアルなど他のものに取って代わられていたり、若い人たちはパン以外のことを食べることが多くなっています。それでもフランスでは依然としてあちこちにパン屋さんがあり、常にお客さんがいる印象です。
パンは朝、昼、晩、消費されます。主に食事と一緒に食べるパンはバゲット、日本でいうところのフランスパンです。こちらは食事の少し前にパン屋さんに買いに行く、というのが元々の買い方ですが、冷凍もできるため多めに買ってストックする人もいます。朝ごはんの分は夜のうちに買っておくことも多いですね。
フランスパンをはじめとした食事パンとして食べられるハードパン。
パン屋さんにはバゲットの他にもハードパン、ヴィエノワズリ―(菓子パンのようなもの)、お惣菜に近いキッシュやパテの入ったパイのようなものを売っていることが多いです。パティスリー部門を置いているお店も多く、いろいろなお菓子も目につきます。
ヴィエノワズリ―もおいしそうです。
キッシュなどのお惣菜は昼食、夕食用に購入されます。
おいしそうなお菓子をたくさん置いているパン屋さんもあります。
フランス人のイメージとして「ベレー帽をかぶって小脇にバゲットを抱えている」というものがありますが、ベレー帽はさておき「小脇にバゲット」は本当によく見る風景ですので、フランス校の研究生の皆さんも「イメージ通りすぎ!(笑)」と言っている人が多いです。厳密に言うと小脇に抱えられたバゲットの先の方はつまみ食いがされている(先が欠けている)ことがほとんどです。家に帰る前についついちぎって食べてしまうんですね。ですので、「フランス人のイメージ」をマネされる場合は先っぽをつまみ食い、の部分までやると完璧です(そんなマネをする必要がある機会があるかわかりませんが)。
フランス校ではパティシエの研究生がヴィエノワズリ―を毎日焼き、授業の前に朝ごはんとしていただいています。フランス校のパンが恋しい今日この頃です!
フランス校のパン・オ・ショコラ。おいしそう!