【ボジョレヌーヴォーだけじゃない!】ボジョレワイン醸造所SICAREXシカレックス社見学(レクレール校)
Bonjour フランス校教務部です。今週のフランス校近郊は引き続きかなり気温があがりました。雨が降ることが期待できそうな雲行きもありましたが、結局そこまでたくさんの雨は降らず乾燥していますね。来週は木曜日から4連休となりますが、お出かけ日和のいいお天気になるとよいと思います。
先週の金曜日にレクレール校の研究生達はボジョレワイン醸造所「SICAREXシカレックス社」を訪問しました。レクレール校のすぐ隣にあり、徒歩で行けるので授業終了後に集合しみんなでてくてく移動しました。
シカレックス社はボジョレワインを醸造している会社で研究部門もあります。ワイン名はその名も「シャトー・ド・レクレール」です(違う名前のものも製造しています)。ボジョレワインと言えば「ボジョレ・ヌーヴォー」が有名ですが、ヌーヴォーは新酒を指し、通常の「ボジョレ」ワインは熟成が加えられたものも多くあります。今回の見学ではワインの醸造法の基礎を学び、ボジョレワイン独自のキャラクターについてなども勉強しました。
まずはシカレックス社のPiretピレ氏にワイン醸造法とボジョレワインについて説明していただきました。ブリジット先生が通訳してくれます。世界でもフランスはワイン大国であること、フランスでは地方によって独自のキャラクターを持つワインを作っていること、ブドウの種類や醸造法を簡単に説明していただき、ボジョレワイン醸造に必要なブドウについて、収穫の仕方、醸造の仕方なども話していただきました。写真を使ってわかりやすく説明していただき、面白い講習でした。
説明の後は施設の見学をしました。収穫に使われる機械、醸造用のステンレスのタンク、瓶詰め用のマシンなど、普段なかなか見ることのないものを見ることができました。タンクの中には人が入って作業をすることもあるらしく、実際に入ってはみませんでしたが大きさを確認することができました。
最後は実際に試飲を行ってボジョレワインの味を確かめました。白ワインと赤ワインを試飲します。ボジョレワインと言えば「ヌーヴォー」の影響で軽い味を想像しがちですが、赤ワインはコクがあり、肉料理と合うものも多いので、今回の試飲ではそういった味も知れたと思います。フランス校の授業では夕食の際に勉強のためにワインをグラス一杯いただきますが、実際に醸造所で樽に囲まれて行う試飲は一味違ったのではないでしょうか?
フランス校でのワインの授業はこの後にも行われます。場所を移動して行われる授業は雰囲気も変わりリラックスできることに加えて、印象にも残りやすく勉強になると思います。以降の授業もお楽しみに!
※フランスでは18歳以上が成人となり、飲酒は認められています。