Château de PIZAY(シャトー・ドゥ・ピゼ)
今回訪れたのは、フランス校シャトー・ド・レクレールのあるリエルグから車で30分。サン=ジャン=ダルディエールにある4つ星ホテルのホテルレストランです。
シェフのBertrand・MILLAR(ベルトラン・ミラール)さんは「シャトー・ド・クルセル」「シャトー・ド・コルデヨン・バジュ」三ツ星の「メゾン・ピック」など色々なレストランで経験を積み、2013年には「テタンジェ国際料理コンクール」で見事優勝した実力派のシェフ。
今期から新しくフランス校のスタージュ先の一つでもあるホテルレストランです。
ホテルの外観 ホテルの出入口
お城の中が客室やリラクゼーション施設や教会などもありゆっくりと長期の休日を過ごせるようになっています。
周り全てが葡萄畑でその中に広大な美しい庭の景色が広がっています。
レストラン内はそれほど大きくはないが、ゆったりと時間が過ごせる作りになっている。
アペリティフ
シャンパンと桃のリキュールを混ぜたもの
アミューズ
右・きゅうりのジュレにカニの身が入ったムース
中・フヌイユ(セロリ科の野菜)のパンナコッタにパルメザンチーズのクランブル
左・フィナンシェ生地にピーナッツバター・根セロリのクリーム・アクセントにレモンのジュレ
アントレ
Lapin de Bourgogne Confit (Petits Pois , Menthe , pistache et Emulsion Carottes)
ウサギのコンフィ
(低温の油でゆっくりと火を通したもの)にグリンピースとミントの香りのソース・ピスタチオナッツやグリンピース・人参などが散りばめ・その上に人参の泡がのっている一皿
白ワイン Saint-Véran
ブルゴーニュの白ワインで有名なサン・ヴェラン
ポワソン
Homard Bleu Rôti (Céleri , Pomme Granny , Epine Vinette et Sauce Choron)
オマールを茹でた後にバターで温めながら香りをうつしプリッとした食感にしたものとイチゴとトマトの甘酸っぱいソース。つけ合せは根セロリのスライスをロール状にして、中に根セロリの角切りとマスカルポーネチーズを合わせた詰め物、その上にリンゴのお酢のゼリー。ソースは卵黄をベースにした温かいバターソースにトマトのピューレを合わせたもの。
赤ワイン
Château de PIZAY
このホテルの周りで作られたボジョレーの赤ワイン
Crème d'œuf à la truffe
卵をゆっくりとかき立てなめらかなクリーム状に。トマトのソースがアクセントになって上のトリュフのスライスやトリュフの香りの付いた泡が口の中で広がります。
ヴィアンド
Filet de Volaille Fermière de l'Ain
鶏の胸肉の中にほうれん草のムースを詰めしっとり火を通し、皮目は香ばしく焼き上げられています。
つけ合せはポレンタ(トウモロコシ粉を焼いたもの)にほうれん草のピューレを混ぜ込み鮮やかな緑に。その上に生のカブや野菜のチップが散りばめられています。
アバンデセール
モヒートをイメージされたアバンデセール。ミントの香りがしっかりあるパンナコッタの上にミントとラム酒とレモングラス(爽やかなレモンの香りがするハーブ)で作られたジュレ
デセール
Réinterprétation d'un Vacherin Cassis ,Hibiscus et Rhubarbe
メレンゲの中にカシスのソルベが詰められその上からハイビスカスのソースをかけてくれます。横にはルバーブのコンポートやカシスのジャムが飾られています。
Sablé Breton Framboises ,Poivron et Tuiles Estragon
エストラゴン(ヨモギの一種)のクリームの上にフランボワーズのペクチンで固めたゼリーや塩味のクッキー生地とピーマンのマシュマロとエストラゴンの瓦形のクッキーとフランボワーズのソルベ
Abricot,Romarin et Amande en Superposition
ピスタチオの生地にアーモンドのムースとアプリコットのジュレを層に重ねて、上にはローズマリーのソルベとアーモンドのキャラメリゼと赤スグリの実が飾られている。
Tarte Chocolat, Crémeux Manjari,Passion et Poivre Sichuan
ココアのタルト生地に、スイートチョコレートのクリーム、パッションピューレと四川山椒で作られたソースが上にのっている、横にはパッションのソルベが添えられています。
カフェ
左からココナッツのしっとりとしたクッキー、ピスタチオのマカロン、リンゴのパート・ド・フリュイ(ペクチンで固めたゼリー)
シェフのBertrand MILLAR(ベルトラン・ミラール)さん
シェフも気さくな方で食事終わりには各テーブルを回り挨拶をしていました。
今回は特別に厨房の中や施設の案内までシェフ自らして頂けました。
素晴らしい景色に高級感漂うレストランで最高の料理とお菓子を味わうのは格別です。
一度お越しになり、最高のロケーションで食事をしてみてはどうでしょうか。
Hôtel Spa Château de Pizay
443 Route du Château, 69220 Saint-Jean-d'Ardières
TEL 04 74 66 51 41
http://www.chateau-pizay.com/