Hôtel Restaurant les Ambassadeurs(ホテル・レストラン レ・ザンバサドゥール)
フランス、オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏、サン=シャモンと言う街にあるホテル内のレストランに伺いました。
大都市リヨンからも電車で1時間ほどの街で、サン=シャモンの駅も立派な佇まいです。
シェフはJulien THOMASSON (ジュリアン・トマッソン)さん。
ピエール・ガニェールやパトリック・ジョフロワなどの名店で修業を積み、2008年に現在の仕事に就き活躍されているシェフです。
フランス校にも外来講師として来て頂いており、毎年研修生もお世話になっています。
店内は清潔感があり落ち着いた雰囲気でリラックスして食事を楽しめそうです。
今回は数種類あるコースの中から
≪Ma cuisine,Les Yeux Fermé..≫
目を閉じて、と書かれた79€で料理からデザートまで計6品提供される、素敵なタイトルのコースを選びました。
アミューズ
・ロモ(スペイン産のハム) ・ニンジンのマリネ ・ブランダードのフリット(鱈とじゃがいもをペースト状にした料理)
口当たりの軽いマリネから、しっかりと食べ応えのあるフリットまで、食欲がどんどん増してきます。
1品目
カワカマスのクネル ソースアメリケーヌ
クネルと呼ばれる魚のすり身を茹でる、または蒸して作るふんわりとした食感の料理です。
オマールエビの身も添えられて、甲殻類からとったソースと共に食べると口いっぱいに旨味が広がります。
2品目
フォワグラのポワレ
表面はパリッと焼かれていてくどくなく、赤ワインのソースやこりこりの食感を残して火通しされた野菜との相性もばっちりでした。
彩り豊かで目にも美味しい一皿です。
3品目
サンドル(ヨーロッパで食べられるパーチ科の淡水魚)のポワレ
レモンの酸味の効いたソースの上に、外はカリカリ、中はふんわりと焼かれたサンドル、淡水魚特有の臭みもなくアクセントに使用されている山椒が美味しさを引き立てていました。
付け合せはピキオスと言うバスク地方の小ぶりなピーマンにサフランで色と香りをつけたフヌイユを詰めたもので、発想がとても面白いですね。
4品目
リー・ド・ヴォー(仔牛の胸腺)のクルスティアン
クルスティアンとはフランス語で「カリカリした」と言う意味です。
その名の通り片面をカリカリに焼いたリー・ド・ヴォーをトリュフのソースと共に頂く贅沢な一皿です。
とてもジューシーで香り高いソースと絶妙の相性でした。
5品目
チーズ
マダムが目の前で切り分けてくれます。
様々な種類のチーズを、ドライフルーツやジャムと共に頂きました。
季節のリンゴの皿盛り
写真中央のまん丸の白いムースはリンゴのジュースを使って作られた物、その中には青りんごのソルベが隠れているのです、爽やかで食後にぴったり。
隣に添えられるのはピーナッツのクッキー、青りんごのクリーム、リンゴのコンポート、ペカンナッツのキャラメルがけ、と様々。
同じリンゴから様々な食感・食べ方ができ、それを引き立てるナッツの香り・食感が食後の満足感を膨らませてくれました。
食後に
食後はコーヒーや紅茶、ハーブティーなどが選べます。
今回はコーヒーをお願いしました。
プティフールはラズベリーのクリームを絞ったフィナンシェ、パッションフルールのパートドフリュイでした。
どの料理も繊細な盛り付けで、メインの素材をしっかりと主張させていながら、付け合せの1つ1つの素材にもとても丁寧な仕事がしてありバランスが良く、彩りなどもしっかりと計算されていて、とても美味しくいただくことができました。
サーヴィスをしているマダムもとても丁寧で、料理の説明なども細かくしてくださり、とても快適な時間を過ごすことが出来ました。
リヨンからも遠くなく、素晴らしいコストパフォーマンス。
是非、足を運んでみてください。
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Hôtel Restaurant les Ambassadeurs(ホテル・レストラン レ・ザンバサドゥール)
住所:28,avenue de la Libération 42400 SAINT CHAMOND
電話:04 77 22 85 80
URL: http://www.hotel-ambassadeurs.fr/