Karamel Paris(キャラメル・パリ)
今回紹介するお店はパリの7区にあるパティスリー、キャラメル・パリをご紹介します。
このお店のあるサン・ドミニク通りは振り返ればエッフェル塔、少し歩けばアレクサンドル3世橋と、パリを感じることができる場所にあります。
シェフはラデュレでインターナショナルシェフパティシエを務めていた、M.NICOLAS HAELEZYN(ニコラ・アレウィンさん)です。
酪農が盛んなノルマンディー地方出身で、小さい頃からキャラメルが身近な存在にあったこともあり、キャラメルにコンセプトを置いたお店を30歳前半という若さでオープンされました。お店の名前の通り全てのお菓子にキャラメルが使われています。
店内はアンティーク家具や、オレンジがかった電球であたたかい雰囲気に包まれており、入り口横の大きなガラスに面して、クッキーや大きなパルミエ、フランなどの焼き菓子、ヴィエノワズリーが陳列してあり、ガラス越しに外から見てもワクワクするようなディスプレイです。
その横にはガトーのショーケースがあり、もちろん全てのお菓子にキャラメルが使われいますが、エクレールやシュークリーム、タルトレット・シトロン、ババなど、どれも古典的なお菓子をアレンジされています。それに加え訪れたのが秋ということもあり、フランスの季節を感じる黒イチヂクのタルトもありました。
ショーケースの後ろにはギフトにふさわしい、タブレットショコラやボンボンショコラ、パータタルティネやキャラメルの詰め合わせが陳列されていました。
奥にはサロンドテもあり、ゆっくりとお茶をするスペースがあります。
Tarte citron noisette(タルト・シトロン・ヘーゼルナッツ)
背の高いパートシュクレの中にはレモンクリーム以外に、ほんのり塩気の効いたキャラメルソース、ヘーゼルナッツのキャラメルがけ、その上にはメレンゲ、その中にはマドレーヌ生地が入っていました。見た目からは想像できない、食べたときの楽しさがたくさん詰まっていました。
Eclair au karmal(エクレール・オ・キャラメル)
クッキー生地と一緒に焼かれたシュー生地の中に、ビターキャラメル風味のカスタードクリームがたっぷり詰まっていました。表面はフォンダンではなくキャラメルがかかっており、キャラメルを感じるエクレールでした。
Cookie pecan(クッキー・ペカン)
クッキー生地はしっとり、表面には食感のアクセントに砕いたショコラ、ペカンナッツとキャラメルのソース、どこか懐かしいクッキーでした。
晴れた日にはクッキーを片手に、セーヌ川をお散歩してみてはいかがでしょうか。
Flan au karamel(フラン・オ・キャラメル)
キャラメル風味のアパレイユはプリンのような滑らかな舌触りで、パイ生地の底はキャラメリゼされており、よりキャラメルを強く感じました。
Meilleur Flans de Paris(パリで優れたフラン10選)にも選ばれています。
Meringue gourmande pecan et vanille(メレンゲ・グルマン・ペカン・エ・ヴァニーユ)
サクサクのメレンゲにブロンドのショコラがかかっており、上にはペカンナッツがトッピングされていました。ぜひコーヒーや紅茶と一緒に食べたいです。
Pâte tartiner karamel et miel(パート・タルティネ・キャラメル・エ・ミエル)
日本のミルクジャムに似ているのでしょうか・・・?キャラメルベースに蜂蜜が隠し味に効いており、パンに塗って食べるとより良いです。
Chocolat coffret 7 barres Karamelisées(ショコラ・コフレ・7バール・キャラメリゼ)
スティック状のボンボンショコラの詰め合わせです。
赤いフルーツやヘーゼルナッツなど日本で馴染みのある食材もあれば、ひまわりの種のキャラメルがけなど珍しいフレーバーもありました。
Tablette passion(タブレット・パッション)
カカオ66%のスイートチョコレートと、パッションとキャラメルの組み合わせです。
ほろ苦さと酸味、そしてキャラメルの甘味が絶妙でした。
伝統的なお菓子を現代にアレンジし、キャラメルを使うことで、優しく温かみのあるお菓子に仕上がっていると思います。
歩いてパリの街並みを感じながら、お店を訪れてはいかがでしょうか。
Karamel Paris
67 Rue Saint-Dominique,75007 Paris
karamelparis.com
https://www.instagram.com/karamel_paris_officiel/
定休日:月曜日・火曜日
営業時間:水曜日から金曜日10時〜20時、土曜日・日曜日9時〜20時
アクセス:METRO8号線・13号線、RER C線のInvalides下車