FRANCE

LE GRENIER A SEL

フランス校 食べ歩き日記

2016.03.10


ワインの産地としても有名なブルゴーニュ地方、コート・ドールやコート・シャロネーズなどグランクリュといわれる最高のぶどう畑のふもとにシャニーという街があります。
この街にある有名なレストランといえば「Maison LAMLOISE」メゾン・ラムロワーズ。
1920年代からミシュランのガイドブックで星付きレストランとして知られており、ピエール・ラムロワーズ氏からジャン、ジャックと3代にわたる家族経営の老舗です。
現在はジャック氏の甥であるフレデリック・ラミー氏が経営を、そして2004年にM.O.F.を獲得したエリック・プラ氏がシェフを務め、ラムロワーズ家のエスプリと栄光を引き継ぎ、3つ星を維持されています。


今回はそのレストランから徒歩3分程に位置する、ラムロワーズが経営する炭火焼きのお店に行ってきました。


『Grenier』屋根裏部屋を意味する店名通り、木でできた温かみのある店内には大きな暖炉があり、ここでお肉を焼いてくれるようです。


メニューはコースであれば前菜+メインかメイン+デザートの2品で14.5ユーロ、前菜+メイン+デザートの3品で16.9ユーロ。
あとはアラカルトで好きな前菜や炭火焼きのお肉、付け合せを選べます。
今回はアラカルトで注文しました。

salade de gésiers au vinaigre de framboise
たっぷりのサラダの上に熱々の鶏の砂肝のソテーが乗っています。コリコリとした食感の砂肝がフランボワーズのヴィネガーで食欲を増す一皿です。


terrine de campagne
クラシックなパテ・ド・カンパーニュ。豚肉や鶏肝の入った田舎風パテはそのお店の味が出る一品ですが、塩加減も火通しも完璧でした。


私達が注文した「côte de bœuf」3人前を焼いてくれています。

 
鶏や子羊、豚など数あるメニューから私たちが選んだのは牛肉。骨付きあばら肉の部位でセニャンという中の赤みを残した焼き加減でお願いしました。岩塩やマスタードなどをお好みで付けられるようになっています。

 
付け合せの野菜は好きなものをチョイスできます。
ジャガイモのグラタン、人参のグラタン、フライドポテト、インゲンのソテーと4種類をシェアしました。

ワインもお肉に合わせてこの土地の赤ワインを選んでいただきました。
お肉はやはり塊肉を丸ごと焼くとジューシーに肉本来の味わいを楽しめます。
目の前で炭火で焼いてもらえるのも嬉しいプレザンテです。
お値段も手ごろですので、美味しいお肉とワインを味わうのにぴったりなお店でした。


『Le Grenier a sel』
4,rue Marc Boillet,71150,Chagny
Tel, +33 3 85 87 09 10