製菓外来講習 M. Laurent LEJEUNE(ローラン・ルジューヌ氏) /Pâtisserie LEJEUNE(パティスリー・ルジューヌ)
今期8回目の外来講習に来ていただいたのは、ローラン・ルジューヌ氏です。
フランス校から車で15分程の所にあるNeuville sur Saône(ヌーヴィル シュル ソーヌ)と、ボジョレー地方の中心都市のVillefranche-sur-Saône (ヴィルフランシュ・シュール・ソーヌ)で、地域に密着したパティスリーを経営されており、生菓子のほかショコラや糖菓など、同じ規模のパティスリーと比べても取り扱っている種類が豊富なパティスリーです。
今回の講習では2品の生菓子を作成していただきました。
『LINGOTS CARAMEL (ランゴ・キャラメル)』
ランゴとは、金属を型で固めたものを意味し、このお菓子の形に合わせてネーミングされています。香ばしく焼き上げたサブレ生地を使用し、その上にバニラ風味のホワイトチョコレートのムース、塩キャラメルソースを流し、仕上げには栗を使用して季節感を演出しています。
『RUBIS(ルビー)』
ルビーとは、宝石のルビーをイメージして作られたお菓子で、ルジューヌ氏が好きな素材の「ゆず」を使用し、試作を何度も重ね、ゆずとの相性がとても良かったフレーズ・デ・ボワ(イチゴの品種の1つ)を使用してこのお菓子が誕生したそうです。ゆずの香りとフレーズ・デ・ボワの酸味・香りのバランスが抜群の1品です。
毎期、研修生がスタージュ(研修)に行かせていただくお店でもあり、いつもルジューヌ氏は研修生に対して、とても分かりやすいフランス語で説明をしてくださいます。今回の講習はほとんど通訳なしで学生自身がフランス語の聞き取りをし、質問なども研修生自らフランス語で行っていました。
アシスタントをしてくれた2人にもとても分かりやすく、少し冗談を交えながらも丁寧に指導をしてくださいました。
また現在研修中の春コース生もシェフと一緒に来校し、講習後研修生からの質問に丁寧に答えてくれていました。
アシスタントを務めた研究生のコメント
「シェフの丁寧で無駄の無い作業を隣で見ることが出来き、とてもモチベーションが上がりました。フランス語のコミュニケーションはとても難しくあまり理解が出来ないところもあったので、日ごろから積極的にフランス語を使うことが大事だと感じました。」
「いろんな作業や技法を学ぶことが出来き、とても楽しかったです。シェフに優しく接して頂き少しずつフランス語も聞き取ることが出来ました。この経験を活かし、研修までのシャトー生活の間にしっかりとフランス語を習得してフランス人とコミュニケーションが取れるように頑張りたいです。」
写真撮影の際にマスクを外してもらいました。
最後はルジューヌ氏と共に記念撮影!
Merci, M. LEJEUNE!!