専門講義(コニャック) M. Patrice HENOT(パトリス・エノ氏)/HENNESSY(ヘネシー社)
前回のチーズに続き、2回目の専門講義では、コニャックについて学びました。
講師を務めて頂いたのは、1765年創業の老舗ヘネシー社のパトリス・エノ氏です。
エノ氏は、「アンバサドゥール・ドゥ・ラ・メゾンAmbassadeur de la Maison(ヘネシー社大使)」として、世界各地を飛び回り、ヘネシー社とコニャックの普及に尽力されています。
講義の前半では、ヘネシー社の歴史とコニャックの製造について学びました。
特に、専門用語の頻出する醸造については難解なイメージがありますが、流石は経験豊富なエノ氏です、まだコニャックを一度も口にしたことのない研究生にも理解できるように、簡潔丁寧に説明してくださいました。
講義の後半は実践編と言うことで、試飲に移ります。
今回はヘネシー社を代表するコニャック「VS (ヴェリー・スペシャルVery Special)」、「VSOP(ヴェリー・スーペリア・オールド・ペイルVery Superior Old Pale)」、「XO(エキストラ・オールド)Extra Old」の3種類を試飲しました。
熟成期間の短いものから長いものへと順番に飲み比べをし、色、香り、味の違いを勉強します。
また、最近若者の間で人気のある、VSをジンジャーエールで割ってレモンの皮で香りを添えたカクテルも紹介していただきましたが、こちらは研究生にも大好評でした。
※フランスでは18歳からお酒を飲むことができます。