FRANCE

辻調グループ フランス校

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製菓外来講習 M. Fabien DEAL(ファビアン・デアル氏)/Chocolatier BOUILLET(ショコラティエ・ブイエ)

フランス校教壇から

2015.05.22

気温も上がり、初夏を感じる季節になってきました。

 

さて、そんなエスコフィエ校で今回、講習して下さったのは日本でもお店を展開されている「パティスリー・セバスチャン・ブイエ」のチョコレート専門店「ショコラティエ・ブイエ」のシェフ、デアル氏です。こちらのパティスリーにも現在エスコフィエ校から、2名の研修生がお世話になっています。リヨンのクロワ・ルッスという地下鉄の駅からすぐの場所を中心に展開されているので学生も職員もよく食べ歩きに行くパティスリーの1つです。

  

さて、本日の講習メニューはこちら

 

  

あれ?ソーセージ?そうです、ソーセージです。間違えました、お菓子の講習でしたね。こちらは「ソーシソン・ショコラ」といってミルクチョコレートに、軽くローストしたヘーゼルナッツ、さくっとしたクッキー、爽やかなライムの香り、そしてソーセージの脂を表現するために白いマシュマロを混ぜ込んでソーセージそっくりに形を整えたチョコレートなのです。講習では口どけの良いマシュマロのテクニックも披露してくださり、学生も興味深く授業を受けていました。

  

  

今回助手を務めたのは、目黒さんと井上君。しっかりシェフの言葉を聞いて、手伝っています。普段はキャメラ先生の分かりやすいフランス語を聞いて仕事するので、実はそれ以外のフランス人の言葉を聞き取るのはまだまだ難しいのです。その中でもいくつかの言葉が聞き取れて、学生自ら動けた時はほんとに嬉しいものなんです。

  

ラップにくるんで形を作り、チョコレートが固まったら粉砂糖をまぶしてソーセージ専用の紐で縛って出来上がり。本当にソーセージに見えますね。

  

  

 

講習後に助手の2人に感想を聞いてみました。
目黒さん「チョコレートをソーセージに見立ててお菓子を作る、という発想が新しくてとても新鮮でした。緊張していましたが、シェフがポイントを丁寧に教えて下さったので分かりやすく、とても楽しかったです。」
井上君「シェフが簡単そうにこなされている作業でも、自分が実際やってみると難しくて、改めてもっと頑張ろうと思えました。」

  

最後にみんなでパチリ。

  

 

  

今回講習してくださったデアル氏は、日本にも行かれた経験があり、学生に対しても笑顔で丁寧に接してくださいました。外来講習を通して、学生たちがフランスの外の空気を吸収し、研修に備えて成長していく姿がこれからも楽しみですね。