春の職員研修会
3月14日に卒業式も終わり、製菓技術マネジメント学科2年生の学生と、製菓衛生師本科1年生の学生は
新たな目標へと向かって無事に巣立っていきました。
製菓技術マネジメント学科1年生の学生は、2年目の授業が始まるまでしばらくお休み(春休み)です。
学生さんのいなくなった学校は、静かで活気がなく、少し寂しい感じです。
この期間中、先生たちは何をしているかというと、つかの間の休息でゆっくりとお茶でも飲んで・・・。
いえいえそんなことはありません。普段なかなかできないことをこのタイミングで行うのです。
それは、研修会と言う名の、自主トレ!!!
学生さんに技術を教えるためには、まず自分ができなくてはいけません。
その為には練習あるのみです。
今回はそんな先生たちの練習風景をのぞいてみましょう。
まずはこちら、
パン作りは時間がかかるので、時間がしっかりととれる春休みや夏休みの時に先輩、後輩が一堂に集まり研修会を行います。
先輩と後輩が一緒に研修を行うことで、後輩は先輩の動きを見て仕事の段取りを覚え、技術的に足りないところを覚えていきます。
先輩は後輩を指導することで、どうすればより分かりやすく伝えることができるかを勉強していきます。
大勢の職員が一堂に行うことで、他の職員が話している内容を知ることができ、自分の知識として足りないところを補うこともできます。
この日は、各自色々なパンを作成していました。
これはカイザーゼンメルという、ドイツのパンの作業です。
丸く成形した生地に、専用の型で模様をつけ、
表面にけしやゴマをつけて発酵を取り、焼き上げます。
どうです。美味しそうでしょう。
他にも菓子パンや、食パン、フランスパンなども作成していました。
次はこちら。
理論の授業の練習です。
今回は、コーヒーについての基礎知識をテーマに練習をしていました。
先輩たちの前で、約90分(普段の授業は180分)実際の授業と同様に行います。
話し方、声の出し方、ホワイトボードの使い方など、先輩たちが細かくチェックして、アドバイスを行います。
コーヒーの入れ方の説明の後、コーヒーに合うお菓子と一緒に試飲がありました。
珈琲もお菓子もとても美味しかったです。
柴田先生、お疲れ様でした。
いかがでしたか?
私たちが持っている知識と技術を、皆さんに分かりやすく伝えるために他の業務の合間を縫ってこのように練習をしています。
みなさんがこの学校に入って良かったと思ってもらえるように・・・。
色々なお菓子やパンが作れること、それはそれは楽しいことです。
ですが、それを食べた人が「美味しい」と言って笑顔になる所を見れることはもっともっと楽しくて幸せな瞬間です。
みなさんがそのようなパン・菓子職人になれるように、私たちも日々、知識と技術の研鑽に励んでいます。
機会があれば是非、私たちに会いに来てくださいね。
オープンキャンパスでお待ちしています。
~プロフィール~
辻製菓専門学校 製パン担当
伊藤快幸
相変わらず近所のスーパーで色々なお菓子を探しています。
最近買ったお菓子の中で大ヒットだったのは半熟ソースせんべい。
食べ出したら・・・やめられない、止まらない~♪