辻製菓専門学校の和菓子の実習室にショーケースがあります。

そのショーケースは和菓子の先生が季節によっていろんなものを飾っています。



今回の飾りは・・・・・・。

5月5日、こどもの日・端午の節句に因んだものになっています。



粽、柏餅については、もちろん授業でも勉強します。

製菓衛生師本科の学生は今の実習は外郎粽を行っています。

また製菓C棟、製菓マネジメント学科1年生の勉強している校舎でも

端午の節句に因んだものが飾られています。

端午の節句とは？
端午の「端」は「はじめ」、「午」は十二支の「午」、「はじめの午の日」を意味します。

端午の節句は「菖蒲の節句」ともいわれます。

「菖蒲」は「尚武（武事や軍事を重んじる）」と同音であるため、男子の誕生を祝う日となりました。

鯉のぼりを飾るのは何故？

昔、中国で「流れの急な『竜門』という河を登りきった鯉は竜になる」と言われた事から、

男の子の将来の出世を願って「鯉のぼり」を上げるようになったんですよ。

粽について・・・・・・
5月5日は中国の昔の王族、屈原という人の命日です。彼は周りの人物に

ねたまれて失脚し、『泪羅』という湖で入水自殺をしました。

彼の死を悼み竹筒に入れた米を投げ入れたことが、粽を食べるようになった起源といわれて

います。粽という名前の由来は、茅の葉で巻かれた所から、また、何度もいぐさで

まくところから、千回巻く⇒千巻き（ちまき）になった、などです。

柏餅について・・・・・・

柏の葉には、「新芽が出てくるまで古い葉が落ちない」という特徴があります。

武家の人たちにとって最も大切な家の存続を願い、食べられるようになりました。