実践!和菓子クラス実習!
皆さんこんにちは。
今回は辻製菓専門学校、製菓技術マネジメント学科2年次、和菓子クラス実習の様子をお届けします。
今回の実習は実際に和菓子店でも使用するサイズの大釜を使用して漉し餡の餡炊きを行います。
学生たちは1年次では見なかった作成量に興味津々です。
砂糖と水でシロップを作り、そこに漉し餡原料、小豆からとった漉し餡の原料である、生餡(なまあん)を加えていきます。
美味しい餡を炊くうえで大事なことは、強火でしっかりとした火入れをする事です。
そうすることによって、艶があり、風味のある、美味しい餡を炊き上げることができます。
1年次に習った基本の「理論」は作成量が変わっても、変わる事はありません。
美味しそうな餡が炊きあがりましたよ!
炊きあがった餡ですが、今回の実習では山芋を使用する上用饅頭に使用し、製品にしていきます。
生地の状態を見極め、良い状態で作成し、きれいに包餡。なかなか高度な技術を要する製品ですが、
このあたり、さすがは2年生。上手に包んでいますね!
きれいに蒸しあがったら冷まして焼き印で仕上げます。
焼き印も加減を間違えればこげてしまい、きれいに表現できません。最後まで気をつけて。
1年次で学んだ基礎知識と技術を土台に、応用し、より実践に近い形で製品を作っていく。
これが辻製菓での2年間の流れです。
卒業時にはみんな立派な職人のスタートラインに立てるよう、辻製菓での学生生活を
有意義に過ごしてくださいね!!
~プロフィール~
辻製菓専門学校
和菓子担当 上元純一
「知る」が好き。すべての発想はインプットの質と量だと考えています。
美味しいものを食べることもインプットの一環だと言い聞かせ、食べすぎる日々...。
自分の中でバランスをとる為に、休日はたまに走りだします