OSAKA

辻製菓専門学校

ブログ

2024年4月より辻製菓専門学校は辻調理師専門学校と
統合しました。

クリスマスの発酵菓子

製菓技術マネジメント学科

2022.12.13

製菓技術マネジメント学科2年生の製パン授業(高度製菓理論)では
クリスマスの発酵菓子を習いました。
実習で作る製品の製造ポイントについての説明を聞き、各自ノートをとります。
レシピのプリントが配布されるのでファイルしていきます。
自分で書いたノートやレシピのプリントは卒業してからも見返すことが出来るツールとなります。
実習中にノートをとるのは難しいですが、
高度製菓理論ではしっかりノートをとることが出来るので安心ですね。


クリストシュトレン材料
Christstollen(クリストシュトレン)を作る時にはローマジパンや砂糖、香辛料などを
混ぜ合わせるクリーミングの作業を行います。


ローマジパンやバターのダマが残らないように混ぜ、しっかり空気を含ませるのがポイントです。
この後、ドライフルーツ以外の材料を加えて生地を作ります。
生地は通常のパン生地の様な伸びやかさはなく、ちぎれやすい状態になります。


ミキシングの最後には、酒に漬けこんだドライフルーツをたっぷりと練りこみます。
混ぜすぎると潰れてしまうので注意します。


この写真は、分割作業をモニターに映しているところです。
教壇で行っている作業は直接見ることも出来ますが、手元が見られるモニターもあるので解りやすいですね。


独特な形をしている成形後のシュトレンの写真です。
この後、たっぷりのバターを表面に塗り、アルミホイルを被せて発酵させます。


焼き上げたシュトレンは表面に溶かしたバターをたっぷりと塗り、バニラシュガーをしっかりとまぶします。
製造後2週間ぐらいからが食べ頃です。1cm程度の厚さに切って食べます。


もう1品は、イタリアのクリスマスには欠かせないPanettone(パネットーネ)です。
自家製酵母種を使用した生地で作り、製品ができあがるまで約6日間掛かります。
自家製酵母種を使用した製品は、発酵にも長い時間が掛かります。


最終発酵が終わった生地の表面にマカロン生地を塗り、粉砂糖をたっぷり振りかけて焼き上げます。
ふんわりと柔らかく焼きあがるため、そのままおいておくと上面がへこむ事があるので、
焼成後は串を刺して、逆さかさまにして完全に冷まします。


もうすぐクリスマスですね!12月はお菓子屋さんやパン屋さんは忙しい季節です。
卒業後の学生は、この季節に忙しく過ごすと思いますが、せめて今年のクリスマスはゆっくり過ごせますように。

~プロフィール~
辻製菓専門学校 製パン担当
宮﨑裕行

肌寒い季節になりましたね、冬は煮込み料理が美味しい季節です。
私は、最近staub鍋を買い煮込み料理を楽しんでいます。