中秋の名月には何を食べる?
皆さんこんにちは。
先日の中秋の名月、皆さんお月見はされましたか?今年も満月でとても綺麗でしたね!
中秋の名月とは、旧暦の8月15日に月を鑑賞し、お供えものをして、収穫の感謝や祈りを捧げる風習です。
日本では、お月見団子や里芋など丸い物をお供えして食べる文化がありますが、
実はこの文化、中国から伝わったといわれています。
中国では「中秋節」と呼ばれ、お団子などではなく月餅(げっぺい)を食べるそうです。
その月餅を実習でも時期に合わせて作成しています。
今日は、その様子をお届けしたいと思います!!
月餅の生地にラードを使用することで特徴であるサクッとした食感になります。
また、中餡にもラードを入れて深みのある味に仕上げています。
炊き上げた餡を生地で包み、写真のような木型を使って模様をつけていきます。
木型の端まで生地が入るようしっかりと押さえて、オーブンプレートに並べていき
塗り卵を塗っていきます。この作業がこのお菓子の仕上がりのポイントです。
模様が消えないように丁寧に2回塗って焼きあげると...
綺麗な模様で焼きあがります!!
包装は、お店同様、脱酸素剤を入れシール止めをして、箱詰めをして持ち帰ります。
学校の月餅は、中餡に胡桃、胡麻を入れていますが、
本場中国では、アヒルの卵や、餡ではなくお肉がはいっているものもあるそうです。
是非来年の中秋の名月は、お団子だけでなく月餅も食べてみてはいかがでしょうか?
2024年は9月17日です!
~プロフィール~
辻製菓専門学校 和菓子担当
谷村季輝
北海道出身。
北海道のお米と、お菓子をいっぱい食べて大きくなりました。
最近はお酒も...
力仕事は自信あり!!
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2024年4月、
2024年4月の製菓学科をご希望の方は、
辻調理師専門学校ページよりご確認ください。
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