OSAKA

辻製菓専門学校

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2024年4月より辻製菓専門学校は辻調理師専門学校と
統合しました。

「専門製菓理論」は現場を疑似体験!?

洋菓子
製菓技術マネジメント学科
製菓衛生師本科

2024.01.26

専門製菓理論の授業を覗きに来ました!
今回は兵庫県西宮市で店舗と工場を構えておられます、
株式会社シュゼット・ホールディングス所属 「西山 未来先生」に授業を行っていただきました。
※株式会社シュゼット・ホールディングスはアンリシャルパンティエ、シーキューブ、カサネオ、
バックハウスイリエを経営している親会社です。

西山先生はシュゼット・ホールディングスでトータル20年勤務されており、
クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2019で
銀賞(日本代表チーム 世界第2位)を受賞された方でもあります。
※クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーとは2年に1回開催のパティシエの世界大会で、
アメ細工・チョコレート細工・氷細工の3部門とシェア・デザート、レストラン・デザート、
フローズン・デザート、フローズン・ロリポップを3人で協力し作製する大会です。

西山先生はチョコレートとレストラン・デザートを担当され、
この部門でダントツのトップを取られたそうです。
しかもこの大会で初めて女性で代表に選ばれ、キャプテンも務められていました。


この日は大きなテーマとして「チョコレート・バレンタインについて」の学びの回となっており、
チョコレートを使ったお菓子「ザッハトルテ クラシック」と「トリュフナチュール」を作っていただきました。


まずはザッハマッセというチョコレート生地をお店と同じ作り方で作製しています。
ちなみにこちらのケーキは西山先生が商品開発部門に入って初めて開発したケーキだそうです。
今はリニューアルされた商品が売り出されているので、
この「ザッハトルテ クラシック」を食べられるのは西山先生の授業を受けた学生のみ!
めちゃくちゃ貴重ですね!




商品開発では、自分が作りたい(食べたい)商品を開発したら良いという訳ではなく、
お客様にどんなものが合うのか、ヨーロッパ発祥のケーキをそのまま作るのではなく、
日本人にとって親しみやすい味にするには・・・等も考えたり、
「実際の製造ラインでも同じ品質で作るにはどうしたら良いか」等も考えて商品開発を行っていたそうです。

製造現場のアトリエ(製造工場)では、社員・アルバイトさん含め、約80人以上の方々が働いているそうで、
誰が作っても同じ品質に出来るように作り方の工程表も考えているそうです。
(販売している商品すべてにあるそうです、すごいですね)

「ザッハトルテ クラシック」が出来上がりました。

飾りに使っているチョコレートは西山先生の私物のシーリングスタンプで、
クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーに出場した際に
お世話になった型屋さんが特注で作ってくれたそうです。
世界に1つだけのシーリングスタンプ、すごくかっこいいですね!

また、講習中にシュゼット・ホールディングスのアトリエ内部も紹介して頂きました。
なんと、製造現場へ入る為には4分間の入室前準備があるそうです。
制服に着替え➡粘着ローラー①➡エアシャワー➡粘着ローラー②➡まつ毛吸引➡手洗い➡アルコール➡入室
この間すべての工程を撮影もしているそうです。
百貨店等で全国展開している大手企業となるとここまで取り組んでいるんですね。本当に凄いと思います。


西山先生だけでなく、働いている従業員の方たちも登場したりもするので
就職した後をイメージすることもでき、就労観を養うことも出来ます。
新入社員でも、大体2週間後には自分の屋台(自分専用の作業テーブル)をもって
ケーキの製造を行うそうです。


西山先生はとても気さくな方で、「ガナッシュ作ってみたい人!」と声をかけ、
代表で一人に作ってもらいながら解説をして頂きました。
代表で出てきた学生にとっては凄く貴重な体験だったのではないでしょうか。




凄く美味しそうな「トリュフ ナチュール」が出来上がりました。


休憩時間や授業終了後も学生の皆さんから質問攻めの西山先生。
女性パティシエールとして、そしてコンクール等でも活躍されている西山先生の経験は
学生にとってすごく良い経験になったのではないでしょうか。
学生のみなさん、最後までしっかり聞いたり、質問もしていましたね。
あと少しで授業も終わりますが、少しずつ成長していってください!

最後に美味しいザッハトルテやトリュフで癒されてね。

西山先生、お忙しい中授業をして頂きありがとうございました。
学生もお菓子の作り方を学んだだけでなく、現場の話を聞けたことにより、
これからの授業や実習へ、また就職活動などに繋がっていくと思います。
また来年度もよろしくお願いします。

ちなみに・・・
辻製菓専門学校の特徴のある製菓理論に加え、
実務経験のある先生が担当するこの専門製菓理論が年間で(洋・和・パン)合計20回もあります。

・・・皆さん、こんな授業 ワクワクしませんか?

お店紹介
株式会社シュゼットホールディングス / アンリ・シャルパンティエ
シュゼットグループ | [Henri Charpentier(アンリ・シャルパンティエ)/C³(シーキューブ)/casaneo(カサネオ)/back haus IRIE(バックハウスイリエ)] (suzette.co.jp)

西山 未来先生
株式会社シュゼット・ホールディングス所属
製造・技術指導 課長
主な受賞歴
・西日本洋菓子コンテスト マジパンの部 優勝
・ジャパンケーキショー マジパンの部 金賞
・ボワロン杯 準優勝
・クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2019 日本大会
 アシエット・デセールとチョコレート細工のピエスモンテ 金賞優勝
・クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2019銀賞(世界第2位)
他 多数受賞

~プロフィール~
辻製菓専門学校 洋菓子担当
中本 優作(専門製菓理論 科目担当)

子供大好きパパ!土日は子供と一緒に野球をしながら運動しています。
(子供より楽しんでいるかも?笑)
ホテルでの実務経験を元に、学生へお菓子作りの楽しさや難しさ、
お客様を喜ばせることのできるお菓子の奥深さを伝えれたらと思いながら日々過ごしています。

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2024年4月、辻製菓専門学校は辻調理師専門学校として生まれ変わります。
2024年4月の製菓学科をご希望の方は、
辻調理師専門学校ページよりご確認ください。
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