第40回調理師養成施設調理技術コンクール(グルメピック)全国大会 結果報告 [日本料理]優勝
2025年2月21日(金)にて開催された公益社団法人 全国調理師養成施設協会主催「第40回グルメピック」全国大会が開催されました。辻調理師専門学校から全国大会に進んだ学生の結果をご報告します。
本コンクールは、調理師学校の学生・生徒が調理技術を競う大会で、調理師学校生の調理技術の向上に寄与し、社会で活躍できる人材を輩出することを目的としています。
この大会には、全国の調理師養成施設270校 約13,000名の学生のうち、全国の調理師学校から校内予選を経て、各校代表として選出された計142名のうち、昨年10~11月に実施された地区大会を通過した54名の選手が、全国大会に出場。当日は、日本・西洋・中国料理部門のいずれかの課題2作品を制限時間内に調理し、審査が行われました。
■日本料理部門
Petereit Nikolaus(ペーターライト ニコラス)さん(調理技術マネジメント学科2年生)
衆議院議長賞(全体2位、日本料理部門優勝)+大会会長賞)
■西洋料理部門
袴見 菜々恵 さん(調理技術マネジメント学科2年生)
後援団体長賞(一般社団法人 国際観光日本レストラン協会会長 賞)+大会会長賞)
■中国料理部門
関 陽向 さん(調理技術マネジメント学科2年生)
大会会長賞
日本料理部門優勝・全体2位の衆議院議長賞を受賞したPetereit Nikolaus(ペーターライト ニコラス)さんのコメントです。
コンクールは、普段の授業にプラスでとても勉強になるチャンスのため、チャレンジすることに決めていました。過去にテーマに沿った料理をつくるコンクールの経験はありましたが、今回のコンクールは調理の技術がはかられるもの。地区大会・全国大会を通じ、含まれる課題は、桂むき・魚をさばく・だしをとるなど基本技術ながら、限られた時間内で衛生的に作業をしながら、確実においしいものをつくる必要があります。きれいな作業を徹底するのは出来上がりと同じくらい大切。だし一つをとっても一連の作業をしながら毎回おいしく澄んだだしをつくるのも難しかったですし、全国大会において何より課題だったのは時間で、制限時間60分のところ、最初の練習の時のタイムは90分かかっていました。30分オーバーから短縮するには、すべての作業を早くしないといけない。1つひとつの作業を早くするのはもちろん、段取りが必要で、少しでも迷うことがあれば終わらない時間設定でした。当日は慣れない環境・多くの人が周りにいる状況で、想像していたよりもずっと緊張とプレッシャーを感じていました。60分緊張を切らさないようにして終えたものの、もっとこうしたらよかった、という思いも沢山浮かんできて、結果を聞いたときは嬉しくて、やっと安心できました。これからコンクールに挑戦したい皆さんには、是非チャレンジしてほしいと伝えたいです。技術のレベルが確実にあがります。毎日授業にアルバイトに忙しいと思います。自分自身も、何もなければここまで練習をやらなかったかもしれない。コンクールがあるからというのは大きなモチベーションになっていました。ここまで、担当の先生はもちろん、学校では沢山の先生が声をかけてくれ、支えていただきました。やり切ることができてよかったです。ありがとうございました。