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「半歩プロ」をテーマに家庭でできる西洋料理を紹介するこのコラム。まずは個性豊かな担当シェフの声をどうぞ。「フレンチって難しくないよね」「語るで〜!」「対談がしたい!」「研修先のレストランではなー」。えー、お話し中すみません、それは「家庭でできる」料理なんですよね?みなさーん、聞いてますかー?だからテーマがあるんだってばっ!守って下さいよ〜っ! |
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最近ではアウトドアクッキングもすっかり定着し、ホームセンターではシーズンを問わずにコーナーが設けられています。そこで、コーナーの片隅を見てください。スモーク用品の中にスモークウッドというコルクの塊のような物が
ありませんか?実はこれが結構優れものなんですよ。
よく雑誌などで「手軽に出来る燻製料理!」なんて
特集をしていますが、実際は温度管理が難しかった
り、いつまでも部屋がけむり臭かったり・・・。ところが、このスモークウッドを使うと、簡単な道具で、ベランダの片隅で美味しい燻製が作れるんです。
燻製には大きく分けて熱燻、温燻、冷燻の3種類があります。熱燻と温燻は、共にスモークをかけながら加熱して素材に火を通しますが、冷燻は煙は当てても加熱しない方法です。その代表が皆さんご存知のスモークサーモンですね。このスモークウッドを使うとその冷燻が簡単に出来るんです。 |
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スモークウッドとは、細かく粉砕した木材を食用の粘着剤で角材のように固めた物です。使い方は簡単で、ライターなどで一部に点火すると線香のように少しずつ煙を出し続けます。後は密閉できる容器に(完全に密閉すると火が消えてしまいますよ!)、下処理した素材と共に入れるだけでOKです。一応火がついていますので若干温度が上がります。スモークサーモンの場合、30℃以上にならないよう注意しなければなりません。それにはこれからの寒い季節がぴったりなんです。
実は以前フランス料理のお店をやっていました。その時にこの<冷燻>を駆使して様々なスモーク料理を提供し、お客様に喜んでいただいてたんです。お店では自称「巨大スモーカー」を使っていましたが、今回は手軽なスモーカーの作り方をご紹介しましょう。
縦長のダンボールがあればOK。無ければ積み重ねても大丈夫です。中を空洞にし、半分より上に切り込みを入れて網を通して
材料を置けるようにし、下の方にスモークウッドを入れる扉をつければ出来上がり
。
もう一つの方法は、100円ショップで合計300円払えば作れます。同サイズのパン用プラスチック密閉容器を2つ用意し、1つは底を切り取り、もう1つは本体に扉をつけ、蓋に穴をあけます(熱したカッターやドライバーを使うと簡単ですが、やけどに注意してください)。これを2つ重ねて上の段に網を置けばOKです。
さぁ!手作りスモーカーが出来ればレッツ・スモーク!!
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