『辻静雄ライブラリー』復刊記念トークイベント(第1回)
辻調グループの創設者であり、フランス料理研究家の辻静雄 生誕80周年である今年、復刊ドットコムと 代官山 蔦屋書店の料理書復刊プロジェクトの第1弾として、著作『辻静雄ライブラリー』(全7巻)の復刊・発売が決定いたしました。 日本に本物のフランス料理を紹介し、世界に日本料理を紹介した辻静雄という人物がいたからこそ、 日本人の「食」は豊かに、喜びに満ちたものになりました。没後20年を経た今だからこそ、改めて辻静雄を 知り、その考えに触れることのできる全7巻のラインナップとなっております。
この辻静雄ライブラリーの復刊を記念し、2013年8月8日~2014年2月上旬まで、毎月1回の計7回に 渡って、辻調塾 in 代官山 蔦屋書店「今だから、辻静雄の話をしよう!」を開催いたします。 第1回目となる辻調塾 in 代官山 蔦屋書店では、辻調グループ代表・辻芳樹と著述家の湯山玲子さんに スピーカーとして登場いただき、辻静雄ライブラリーの1巻目『フランス料理の手帖』(1973年初版)を紐解きながら、辻静雄の世界を語っていただきます。
■料理本の名著の復刊するプロジェクトとは
代官山 蔦屋書店・料理フロアと復刊ドットコム(絶版品切れ本のリクエストサイト)による料理本の名著の復刊を目指す 共同プロジェクト。代官山 蔦屋書店・料理フロアで復刊リクエストの投票とともに、復刊ドットコムによせられた復刊リクエスト 投票結果から復刊希望の多いものから、料理本の名著の復刊に取り組んでいく。
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名 称: 『辻静雄ライブラリー』復刊記念トークイベント
____第1回 辻調塾 in 代官山 蔦屋書店 「今だから、辻静雄の話をしよう!」
日 時: 2013年8月8日(木)19:00~20:30
場 所: 代官山 蔦屋書店 1号館1F 総合カウンター前(〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町17-5)
出席者: 辻調グループ代表・辻芳樹、著述家・湯山玲子
主 催: 代官山 蔦屋書店 料理フロア
後 援: 辻調グループ、復刊ドットコム
定 員: 先着60名
条 件: 参加費1,500円 または、 7月20日発売の書籍『フランス料理の手帖』(税込み価格1,995円、復刊ドットコム刊)を 代官山 蔦屋書店にてご予約・ご購入いただいたお客様。 ※お1人様1枚限り
方 法:1) 代官山 蔦屋書店 店頭 3号館1階レジ
___2) オンラインストア http://tsite.jp/daikanyama/ec/
___3) 電話受付 03-3770-2525(代官山 蔦屋書店3号館1階 料理フロア)
備 考: 7月20日の『フランス料理の手帖』発売日以前にお申し込みされる場合、店頭申込みの際に、 参加費か本の代金(1,995円)をお支払いください。予約券をお渡しします。
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■全7巻 復刊予定とイベント予定
第1 巻 「フランス料理の手帖」(7 月20 日発売)※トークイベント、8 月8 日実施 <スピーカー:辻調グループ代表・辻芳樹、著述家・湯山玲子>
第2 巻 「うまいもの辞典」(8 月20 日発売)※トークイベント、9 月15 日実施 <スピーカー:ル・マンジュ・トゥー シェフ・谷昇、「料理通信」編集長:君島佐和子>
第3 巻 「エスコフィエ」(9 月20 日発売)※トークイベント、10 月上旬
第4 巻 「舌の世界史」(10 月20 日発売)※トークイベント、11 月7 日実施 <スピーカー:作家・大岡玲>
第5 巻 「フランス料理を築いた人びと」(11 月20 日発売)※トークイベント、12 月上旬
第6 巻 「料理人の休日」(12 月20 日発売)※トークイベント、2014 年1 月上旬
第7 巻 「料理に『究極』なし」(2014 年1 月20 日発売)※トークイベント、2014 年2 月上旬
■辻静雄ライブラリー 第1 巻「フランス料理の手帖」
書 名: フランス料理の手帖
著 者: 辻静雄
定 価: 1,995 円(1,900 円+税)
ページ数: 304 ページ
発売日: 2013 年7 月20日復刊 (1973 年初版)
<内容紹介>異文化としてのフランス料理の枠組みを明らかにし、メニューと料理の注文、チップ、ワイン、チーズ、器、食卓の音楽など、その楽しみ方を愉楽あふれる筆致で綴ったエッセイ。優れたフランス料理入門書であると同時に、おいしいとは、そして味が分かるとはどういうことなのか、改めて食べることの意味を問いかける。(解説・辻芳樹)
■第1回 辻調塾 in 代官山 蔦屋書店 スピーカー
辻 芳樹(つじ よしき)/学校法人 辻料理学館 辻調理師専門学校 理事長・校長、辻調グループ代表
1964年大阪府出身。1993年学校法人辻料理学館理事長、辻調理師専門学校 校長に就任。ヨーロッパ、アメリカの食の最前線を調査研究し、その成果をプロの 料理人育成に生かしている。2000年主要国首脳会議(九州・沖縄サミット)にて首脳 晩餐会料理監修。2004年内閣官房長官知的財産戦略本部コンテンツ専門調査委員に就任。日本料理アカデミー西日本代表理事や食文化推進懇談会委員などを務め、日本の食文化の海外発信にも積極的に取り組んでいる。著書に『美食のテクノロジー』(文藝春秋)、『料理の仕事がしたい』(岩波ジュニア新書)、『美食進化論』 (共著、晶文社)。
湯山 玲子(ゆやま れいこ)/著述家、ディレクター
SWITCH等を中心に雑誌編集に関わった後現職。著作に 『女ひとり寿司』(幻冬舎文庫)、『クラブカルチャー!』(毎日新聞出版局)、『女装する女』(新潮新書)、『四十路越え!』(ワニブックス)、『ビッチの触り方』(飛鳥新社)、上野千鶴子との共著『快楽上等! 3.11以降を生きる』(幻冬舎)、近著に『ベルばら手帖 マンガの金字塔をオトナ読み』(マガジンハウス)など。女性誌の連載多数。坂本龍一との 対談を雑誌『ゲーテ』に連載中。(有)ホウ71取締役。クラシック音楽のイベント 「爆クラ」主宰。
■辻静雄(つじ しずお)プロフィール
1933 年、東京生まれ。1993 年逝去(享年60 歳)。辻調グループの創設者であり、フランス料理研究者。1957 年早稲田大学を卒業後に「大阪読売新聞」記者を経て、フランス料理研究家に転身。1960 年大阪阿倍野に辻調理師学校を設立し、校長となる。ヨーロッパに幾度も足を運び、料理への理解と文献に基づく研究を深めるとともに、多くの料理人と親交を結ぶ。1972 年フランス政府より「M.O.F.(Meilleurs Ouvriers deFrance)」の名誉賞を外国人として初めて授与される。1980 年にはフランス、ローヌ県にフランス校を開校、徹底的に現地で本場のフランス料理を学ばせる課程を設けた。国内においては専門分野に特化した課程を増やし、専門化・多様化する時代のニーズに即した人材を輩出。辻調グループは開校以来、今日までに13 万人以上の卒業生を送り出している。辻静雄はフランス料理に関わる文献の世界有数の収集家としても知られ、文献研究の成果を大著『フランス料理研究』をはじめとする数々の出版物の形で世に送り出した。また、エッセイや翻訳、対談などを通して、料理技術にとどまらずヨーロッパの豊かな食文化を日本に伝えた。