今年も盛況!エコール 辻 東京が国立市民講座に協力!
8月25日、エコール 辻 東京で、今年も国立市民講座の料理講座が開催されました。
エコール 辻 東京では毎年開催されているこの料理講座に協力しています。
今年は、日本料理。
石田充先生が担当しました。
助手は、新谷先生と内山先生です。
テーマは、「身近な野菜で和食を楽しむ」ということで
普段使っているスーパーなどで手に入る食材で
美味しい日本料理を作ります。
また、国立市の料理講座ということで、
野菜の多くは国立産のものを取り寄せました。
学校のそばにも、いくつか国立産の野菜を販売しているお店や
JAの直売所もあり、国立産の野菜を手に入れることができます。
メニューは
★鶏胸肉酒煮と胡瓜の酢の物
★トマトの丸煮
★茄子海老バター味噌田楽
★つけもの寿司
以上の4品。暑い夏にもさっぱりと食欲をそそるメニューです。
最初は、酢飯から。
実際に、作る順番は最後になりますが、ご飯を冷ましておく時間が必要ですので
酢飯だけは、最初に作っておきます。
限られた時間の中では、こういった手順を考えることも大切です。
ワンポイントは、すし酢のしみこませ方でした。
少し日持ちをさせたい場合は、パタパタと団扇で冷ましながらではなく、
酢をまぜて置いておくと、お米の芯まですし酢がしみて日持ちがします。
とはいえ、冷めた後はそのまま置いておくと
乾燥してしまうので、固く絞ったふきんをかぶせるなどして
乾燥しないようにするのがポイント。
食べる時間を考えて、調理の方法を少し変えるのも
料理を美味しく味わうための大切なコツですね。
みなさん、熱心にメモをとっていらっしゃいました。
鶏胸肉は、胡瓜をすりおろして
おろし酢とあわせ、一緒にいただきます。
暑い夏にぴったりの、さっぱりとした味付けです。
普段は、サラダなどで、日本料理として食べることは少ないトマト。
今回は、中に鶏ひき肉のすり身をつめて、
煮崩れしないように丸ごと蒸していただきます。
おでんのような感じで、こんな食べ方もあるんですね。
茄子海老バター味噌田楽は、野菜を素揚げしましたが
ご家庭で使う、天ぷら鍋のまわりには、金網がついていて
そこに揚げた食材を置くようになっているものがあります。
油がきれて便利なようですが、これはせっかくカリっと揚げた食材が
気化する油をすってベトベトになってしまうので、あまりよくありません。
このような、ご家庭での料理シーンも考えながらのアドバイスに
多くの参加者の方が、うなづいたり、驚いたりしていらっしゃいました。
最後に、つけもの寿司の具材を酢飯に混ぜて講習は終わりです。
4品が出来がって、いよいよお待ちかねの試食です。
講習は2階で行われましたが、1階の実習室では
参加者の方々の試食分を先生方と学生で準備をしていました。
お料理はもちろん、テーブルセッティングやご案内など
学生もお手伝い。
授業でも、サーヴィスの練習はしていますが
少し、緊張の面持ちで参加者の方をおもてなしです。
あちこちで、「美味しい」の声がきこえてきます。
参加された感想を伺うと、
「毎年応募はしているけれど、なかなか当たらず、今年初めての参加です」
「とても、美味しいです。家でも作ってみます」
「先生の話が、とてもわかりやすかった」など
うれしいお言葉を、頂戴することができました。
石田先生も、各テーブルを回り、感想を伺ったり、質問に答えたりと
講習の後も大忙しでした。
試食後は、参加者の方をお見送り。
一緒に、先生との記念写真を希望される方もいらっしゃいました。
この料理講座は毎回盛況で、
応募多数で抽選にもなるほど楽しみにしていただいているので
みなさんに楽しく美味しく、召し上がっていただけたことが何よりうれしいです。
普段は、「アトリエ 辻 東京へお菓子を買いに来てるんですよ」と、
声をかけてくださる参加者の方もいたり、
この地域の一員として「エコール 辻 東京」を
知っていただけていることを、あらためて実感した一日でした。