エコール 辻 東京が国立市民講座に協力!講習に試食とフランス料理を楽しんでいただきました!
毎年、国立市民の方々に楽しみにしていただいている
市民講座が7月28日にエコール 辻 東京で開催されました。
80名の方が参加されましたが、なんと抽選倍率は1.75倍という狭き門です。
何度か応募して今年初めて参加されるという方も多かったようです。
今年、講師を担当したのは西洋料理の大滝絵美先生。
参加者は女性の方が多いということで、野菜をたくさん使ったメニューをご紹介しました。
・いわしのタルティーヌ
・15種類の野菜とハーブのサラダ
・鶏肉のムニエル、アンチョビバターソース
・パンプキンチーズケーキ
の5品。
助手は、尾崎先生と熊谷先生です。
講義は、作り方だけでなく、食材の豆知識や、お料理の名前の由来、また学校や学生についても紹介するなど、あっという間に時間が過ぎていきました。
2階で講習が行われている中、1階の実習室では準備が着々と進んでいました。
調理は若手の先生方を中心に、サーヴィスは、辻調理技術マネジメントカレッジの学生が手伝ってくれました。
国立市民講座ということで、国立産の野菜をたくさん使いました。
野菜は、学校からも近く、くにたち野菜を多く扱うお店「しゅんかしゅんか」さんや、「とれたの」さんに用意していただきましたが、近ごろの暑さのせいか葉物野菜は収穫できなかったものもあったようです。
講習中に、参加者の方から「にんじんのポタージュに名前はあるのですか?」という質問があったので、フランス語では「Potage Crécy(ポタージュクレッシィ)」というフランス北部の町の名前がついていることとあわせて、同じようなポタージュで、ジャガイモの冷製ポータジュ「Vichyssoise(ヴィシソワーズ)」の名前の由来は、この料理を作った人が、フランスの「Vichy」という町の出身だったことからこの名前がついたというお話も紹介。
にんじんのポタージュにもじゃがいものポタージュにも「ポロねぎ」を使いますが、参加者の多くの方がこの「ポロねぎ」が気になられたようで、試食の際に先生に質問されていました。
サラダに使った、クリームピーマンは国立産。
ふつうのピーマンとは違って甘みもあって食べやすく、今回は生で。
こちらも、国立産の紫ししとうとヤングコーン。
とうもろこしは、少し火で炙ります。
生でおいしいもの、茹でておいしいもの、焼いておいしいものと、野菜にあわせて調理法を変えてドレッシングとあわせます。
食材のことをよく理解した上での調理法の紹介に、なるほど~といった声がそこかしこで聞かれました。
代用できる食材やおうちで簡単に作るためのアドバイスなど
役立つ情報満載の講習でした。
さて、講習が終るとお待ちかねの試食です。
学生も笑顔でおもてなし。
料理が次々と出来上がっていきます。
大滝先生も、テーブルを回ってお料理の説明をしたり
参加者の方からの質問に答えたり、と大忙しです。
鶏肉のムニエルに添える、アンチョビのバターソースは
サーヴィスの三浦和也先生がお一人ずつお皿に盛り付けました。
みなさま、おいしく召し上がっていただけたようで
食べながらの会話もはずんでいらっしゃったようです。
アルバイト先でエコールの学生と友人だという方や
いつもアトリエ 辻 東京にお菓子を買いに来てくださる方も
いらっしゃいました。
親子で今回はじめてご参加いただいた方は
「いろいろな野菜が食べられてよかった」
「家でも試してみようと思います」など、うれしい声もいただきました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。