フランス料理界の巨匠、ポール・ボキューズさんが亡くなられました。
フランス校勤務時代に、この偉大なシェフの料理講習で解説をさせて頂けたことは私の人生の中でとても貴重な財産として残っています。


講習ではいつも料理に対して、真摯に向き合うボキューズさんの姿勢に感銘を受け、アシスタントを務める学生たちにも気を配ってくれる優しさや温かさに癒されました。時には、授業を覗きに来た製菓ＭＯＦのモーリス・ボゲ先生と冗談を言い合ったりするユーモアたっぷりのボキューズさんに親しみを感じたりと、何年経っても決して忘れることのできない貴重で大切な思い出です。


講習の後は、決まってサイン会でした。
すべての学生達にサインや握手、写真撮影に応じて下さり、最後はシャトーの前で全員で記念撮影。
ボキューズさんを中心にみんなで撮った数々の記念写真。一生大切にとっておくつもりです。


ボキューズさん、長い間本当にありがとうございました。


辻調理師専門学校
西洋料理　古俣　勝