吉岡勝美による賞味会 in ホテルニューオータニ鳥取
8月27日・28日の2日間、辻調理師専門学校の中国料理技術顧問である「吉岡勝美がお贈りする賞味会~中国料理の王道~」が、ホテルニューオータニ鳥取・大観苑にて開催されました。
この特別な賞味会は、ランチタイム、ディナータイムそれぞれ二部制で、"こだわりの点心"コースが振るまわれました。
今回のイベントで吉岡勝美先生をサポートしたのは、辻調の石川智之先生と、卒業生で現在「点心工房九龍」のオーナーシェフである藤田梢さんです。大観苑のスタッフとともに素敵な料理を提供してくれました。
何とも贅沢なメンバーで取り組まれた2日間。わざわざ鳥取へ行く価値ありのイベントでした。
ここではディナータイムの様子をレポートします。
(料理写真はすべてを撮りきれなかったため、一部のご紹介となります。)
待ちに待ったディナーは、七彩小盤子、姜茸白鶏から始まるコース料理。私は、七彩小盤子を口に入れ、フランスの白ワイン、ゲヴュルツトラミネールを注文しました。吉岡先生のお料理には白ワインが良く合いました。
吉岡先生らしい、絶妙な味や食感で構成されたお料理が続き、お客様たちは、メニューに添えられた解説書を読みながら、その拘りに共感し、料理の繊細さに頷いていました。ほろ酔いながら、次々に提供される至高の料理。私たちは演出されたコースの世界観に身を委ね、それを堪能するのみ。最後のデザートまでの約2時間、幸せな時が続きました。
イベントとしては大成功で、満席のため機会を逃してしまった方も居られたとか。
大満足の余韻に浸りながら、辻調の色々な先生たちのポップアップレストランを開催してほしいなあと思い帰路につきました。
辻調理師専門学校 尾藤 環
<辻調理師専門学校 中国料理技術顧問 吉岡勝美先生>
辻調理師専門学校卒業後、同校に入職。1981年香港「敬賓酒家」で広東点心を研修。87年香港「富麗華酒店(フラマーホテル)」、96年広州「広東大厦・潮苑春」で広東料理と広東点心を研修。特に広東料理を得意とする。その技術は、明快な調理理論に裏打ちされたものであり、TV番組「アイアンシェフ」「どっちの料理ショー」「きょうの料理」などの出演や、書籍『点心と小菜』『シンプル、おいしい中国おかず』『スチーム中華』『よくわかる中国料理基礎の基礎』『新しい中国点心』など執筆多数。