TSPAレポート#1:『心を、込める』~「辻調の楽しい食卓」収録~<大阪>
プロの料理人の美しい仕事ぶりを間近で見られます!
尚かつ懇切丁寧に、自宅で個人指導して頂けます!
...そんな料理教室に通っているようなTV番組があります。
ケーブルTV放送のAct on TVというチャンネルで視聴可能な『辻調の楽しい食卓』、
ご存知ですか?
日本料理・フランス料理・イタリア料理・中国料理・エスニック料理・製パン・
洋菓子・和菓子とメニューは幅広く、辻調の先生がアシスタントや司会進行役なしのお一人で、
一つの番組につき一品を、最初から最後まで仕上げられます。
本日の講師は日本料理の松島愛先生。
本日のメニュー
「蓮根まんじゅう」です。
もっちもちのアッツアツ♪
撮影は作業一工程につき1カットずつ行われます。
助手の先生も2名、カメラには映らないようにお手伝いされています。
ディレクターの方の『先生のタイミングでお願いしまーす』という声でカメラが回り始め、
先生が実際に手を動かしながら、ゆっくり、丁寧に説明されます。
制作サイドのスタッフ5名、辻調側も監修の先生など合わせて5名、
総勢10名の関係者がじっと見守ります。
しかし!どうしても撮り直しの必要な箇所も出てきます。
撮影中、救急車が通って雑音が入ったり、前後の言葉の齟齬があったり、
食材の入ったバットの位置が少しずれていたり....
こんな時も関係者全員が淡々と撮り直しを行います。
実に根気と集中力の必要な作業です。
後日、松島先生に撮影秘話(?)をインタビューしてきました!
Q:一番苦労された点は?
A:アシスタントも進行役もいなくて、反応のない中、一人でカメラに向かって話さなけ
ればならなかった事です。
また、普通の家庭向けの番組なので、普段学生に対して使っている専門用語でなく、
噛み砕いて言葉説明をしなければならなかった事も。
Q:勉強になった点はありますか?
A:メニューを再度見直せたことと、何故そうするのか?ということを再確認出来た事。
Q:緊張されませんでしたか?
A:私が失敗すると、その場のスタッフ全員に迷惑がかかるので、そういう意味では少し
緊張しました。でもスタッフの方々が暖かい雰囲気を作り出して下さったので、緊張
もすぐにほぐれました。
先生ご自身で笑顔の絵や、マスコットを置いて、
リラックス出来るよう、工夫されていました。
昨今の“簡単”、“手早く”といった料理ではありません。
しかし、オーソドックスな料理を、プロの先生が、食材や道具を丁寧に扱う。
切る・揚げる・盛りつける、といった一つ一つの作業を心を込めて行う。
そんな一部始終を収めた『辻調の楽しい食卓』は、
プロを目指す者にとっても、きちんと家庭料理を作りたい方にも、
大いに参考になると感じました。
地道な作業を繰り返し、ようやく一つの番組が出来上がりました。
関係者の皆様、朝早くから夜遅くまで、お疲れ様でございました!
【エコール 辻 大阪】辻カフェフード・スイーツマスターカレッジ TSPA