「お米のお話」日本料理だけを学ぶ辻調! 日本料理本科のブログ7
普段何気なく食べているお米。
色々な品種がありそれぞれ特色があります。
ご飯として出されるお米、お酒に使われるお米、
はたまたお寿司に合うお米など様々。
今回はそんな日本米の授業風景を取り上げてみました。
今回はお米屋を営んでおられる「トラとウサギの茶飯事」の
城敏之先生に授業に来ていただきました。
なぜトラとウサギかというと先生と奥さんが寅年・兎年だからだそうです!(^^)
また茶飯事と書いて「ちゃめしごと」と読みます。
城先生はお米の博士号と呼ばれる〈お米マイスター5つ星〉を取得されている凄い方です。
まずは日本酒に使われる酒造好適米について。
酒造好適米も何種類かありそれぞれ特徴があります。
日本酒造りでは米をどれくらい磨く(削り落とす)かで吟醸・大吟醸など名称が変わってきます。
知らなかった生徒たちも沢山いた様です。
次は米の試食準備。
先生が4種類の米を洗米しジャーで炊き上げます。
おっと!?なにやら先生がお米に怪しいものをかけているぞ~?
液体の正体はウスターソース!笑
お米はにおいが移りやすく、においが移ってしまうと水で洗っても
においが残ってしまいますよという見本を作っておられます。
次は悪いお米の例と説明です。
実際色々な米が入ったトレイを1人1枚配り選別してもらいます。
みんな一生懸命お箸でより始めています。
白米・もち米・タイ米・虫に食われた米・割れ米・小米など皆さんわかりますか?
いよいよ炊き上がったご飯の試食に入りますが、その前に各種お米の特徴を知り
食べたお米の銘柄を当ててもらいます。
まずは4種類の米。お皿に目印で色を付けています。
黄色・・・ふくのこ(かたくてパラパラしている)
赤色・・・コシヒカリ(皆さんもご存じの食べて美味しい米)
青色・・・ミルキークイーン(コシヒカリより水分が多くねっとりとしている)
緑色・・・つきあかり(粒が大きくさっぱりしている)
さあどのお米かわかりますか?
しっかり味わって特徴を把握してください。
次は三種類のお米です。
赤・・・コシヒカリの早炊き
青・・・コシヒカリを普通に炊いたもの
黒・・・ウスターソースをかけたもの
ウスターソースは直ぐわかりそうですね!?笑
お米の試食をした後はどんな料理にどんなお米が合うかお話をされていました。
毎日食べているお米、興味深く面白い話を色々聞かせて頂きありがとうございました。
とても勉強になりました!
~プロフィール~
辻調理師専門学校 日本料理担当
髙橋 康志
三度の飯より釣りが好き!
釣った魚を卸すのが楽しくて料理の世界に入りました。
日本料理本科で頑張っている生徒さんの授業風景を
ありのままに紹介して行きたいと思います。