2021年度秋コース生 Menus Spéciaux(ムニュ・スペシオ)!!
Bonjour! フランス校教務部です。
昨年10月に到着してからはや5か月目を迎えた研修生たちにとって最後の授業であり卒業制作であるMenus Spéciaux(ムニュ・スペシオ-略してムニュスペ)が3日間に渡り行われ、本日最終日を迎えました。
これまで行ってきたシミュレーション実習では、フランス人シェフの講習を受け、実習ではその講習を元に料理やお菓子を作るという授業でしたが、ムニュスペには講習はありません。
なぜなら、自分たちで考え、作り上げた料理やお菓子を、先生方、そして今まで一緒に学んできた仲間たちに披露する場だからです。
まさにフランス校生活の集大成!
4回のテストムニュスペ(試作)では、フランス人シェフからNGが出ることもあります。
なんど繰り返してもうまくいかないこともあったようですが、それでも、決められた日までには完成させなければなりません。
シミュレーション実習、そして研修発表に後期試験もある中、平日は夜遅くまでミーティングを重ね、今日という日を迎えています。
開校以来30年以上、ムニュスペに参加してきたフランス人ディレクターをもうならせる、若く新しい感性を持った研究生の料理やお菓子の数々。
斬新かつ完成度の高いものが本当にたくさんテーブルに並びました!!
フランス料理研究課程の研究生たちはAmuse-bouche (アミューズブッシュ-突き出し)やHors-d'œuvre (オードブル-前菜)から、Poisson (ポワソン-魚料理)、Viande (ヴィアンド-肉料理)まで、担当以外の料理との構成も考えなければいけません。
製菓研究課程でも、料理を一通り食べた後さらに提供されますので、ただ自分の作りたいものを作るのではなく、コースの1部として考えなければなりません。
お口直しに出されるAvant-dessert(アヴァン・デセール)から3種類のGâteaux(ガトー-ケーキ)、コーヒーや紅茶と共に出される数種類のPetits-fours(プチ・フール)も全てバランスを考えて作られています。
もちろんサービスも研究生が行います!
接客も違う班同士で事前にコミュニケーションを取り、本番に挑みます。
調理場や製菓のラボへ、次の料理・お菓子の提供をどのタイミングで指示するかはサービスの見せどころであり、連携がうまく取れているのかも試されます。
研究生たちは、日本の辻調での経験とフランス校の数カ月の経験で、ここまで考え、行動することができるようになります。
本当に皆さんの熱意と集中力のたまものです!
最後には調理・製菓・サービス班の全員の紹介、クリヨン班(お客様役)の研究生やその日に食事した職員から講評を受け、ムニュスペを終えます。
星付きレストランで提供されてもおかしくないとの評価も出ていましたね!
研究生の皆さん、本当に本当に、お疲れ様でした!!