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辻調グループ フランス校

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【視野が広がったフランス留学】2024春コース生帰国

フランス校日記

2025.01.24

Bonjour, 日本のフランス校事務局です。

1/23(水)、10か月の留学プログラムを終え、2024春コース生が無事日本に帰国しました。
留学生(日本以外の外国籍の学生)はフランスから直接自身の国に帰国しています。




空港の到着ロビーで。
表情から長旅の疲れも感じましたが、それ以上に出発時と比べてたくましい顔つきに、皆さんの成長を感じた瞬間でした。
迎えに来られたご家族やご友人との再会を喜ぶ帰国生も多くいました。
ご家族の皆様も心配の絶えない留学期間だったと思いますが、フランス校に送り出して見守っていただき、ありがとうございました。

フランス校留学はこれで修了ではありますが、帰国生の皆さんには就職活動が待っています。
その就職活動を進めるにあたり、また就職にあたっての注意事項について学ぶため、帰国日翌日は、東京校、大阪校にて、『帰国生キャリアガイダンス』を実施しました。

【大阪校の様子】




第一部は、全員対象のガイダンス。
就職活動の流れや、ルールについて。
自分でしっかりと見て、体験して、自分に合った企業を見つけ、安心して働ける職場を見つけるよう、指導しています。
時差や疲れもあるところ、皆さんたいへん熱心に聞いていました。

【東京校の様子】



第二部は任意参加でしたが、約半数の帰国生が積極的に参加。履歴書作成のワークも行いました。
帰国後も各自の希望に沿った就職活動ができるようにサポートします。


年々増加傾向にありますが、フランスにいる間に就職活動を進め、内定をもらうという学生もいます。
また、渡航前から応募し、内定をもらっているという学生もいたようです。
学生から社会人まで短期間で切り替えができれば、モチベーションの高い状態で社会人という新生活に臨むことができますね。

この日の放課後は、フランス校進学予定の在校生と、帰国生との交流会も実施しました。
帰国直後の忙しいところ、また疲れも残っているところ、多くの帰国生が後輩のために参加してくれました

【東京校の様子】
まずは、先生の質問に答えながら、フランス校の体験を語ってもらいました。
その後は、グループに分かれて、自由に在校生と交流してもらいました。






【大阪校の様子】
調理・製菓の課程別に分かれて、各グループ自由に質疑応答をしていました。
留学未経験の学生からすれば何もかもが未知数、その気持ちが分かる帰国生ならではの回答は、とても役立ちますね。






シャトー生活のこと、持ち物のこと、研修のこと...気になる質問はたくさんありますが、帰国生は丁寧に、熱心に回答してくれました。
日本の学校に在学中のことを思い出すと、10ヶ月での成長ぶりに目を見張るようでした。
何より、帰国生の皆さん生き生きと、楽しそうにお話していました。(ホッとしました)


最後に、10か月の留学を終えた2024春コース生たちに、フランス留学生活で「意識して取り組んだこと」と「特に学んだこと」を聞いたので、一部紹介します。

【フランスで意識して取り組んだこと】
●違う国の人たちとコミュニケーションをとることはとても難しいですが、それを乗り越えて、怖がらず、たくさんフランス語で会話しました!

●今の自分に何が足りていないのかを常に考えて、その為の努力をすること。優先順位をつけること。フランス校では、毎日色々なことをしてフランス語も製菓の勉強もやることが沢山あります。ただこなしていくのと、反省と改善を繰り返していくとでは全然結果が違うと実感しました。切磋琢磨できる仲間や先生が周りにいる環境で、自分に足りないものは自分よりできる人に聞いたり見たりすることができるので、日々やるべきことの優先順位を自分の中でつけながら、"プラスアルファ"の学びを得ることが大切だと思います。

●自分の知識の幅を広めながらフランスの文化について学ぶように努力しました。個人的にフランスの食文化、主にチーズや加工肉などに興味あったからです。

【特に学んだこと】
●一括りでヨーロッパと言っても沢山差があること。多くの面で常に日本との比較をしながら、沢山旅行したことで料理人の枠を超えて沢山知ることが出来た。

●たくさんありますが、大きくまとめると日本との違いです。技術面であれば衛生管理の違い、仕事のスピードの速さ、新しい食材との出会い、生活面であれば挨拶と表情管理の大切さ、気持ちの切り替えなどです。カルチャーショックを受けることもありましたが、日本とフランスを比較することでそれぞれの良さを理解することができ、刺激と学びが多い10ヶ月になりました。

●フランス校では製菓技術や、フランスにしかない材料、ワイン、チーズの知識など。研修では、フランスと日本での働き方の違いや、フランス人にとってケーキの存在が日本とは違うことがわかりました。学べたことは他にも沢山ありすぎて、書ききれませんが、自分の今後の人生設計においての選択肢や視野がとても広がったと感じています。

2024春コース生の皆さん、10か月本当にお疲れ様でした!
これからの皆さんの活躍をお祈りしています。