【料理製菓の世界大会!】ボキューズ・ドール&クープ・ド・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー
Bonjour, 辻調グループフランス校です。1月も終わりに近づきましたね。この時期にフランス・リヨンでは2年に1度行われる大きな食のイベント「SIRHAシラ(国際外食産業見本市)」が行われます。このイベントでの目玉であるフランス料理の世界コンクール「ボキューズ・ドール」と製菓の世界コンクール「クープ・ド・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」には日本チームも参加し、フランス校の研究生はこちらの大会を観戦しに行きました!
気合を入れて応援してくれた研究生の皆さんです
先に行われたのは「クープ・ド・モンド」です。チームは3名の選手で構成され、デザートやアメ細工などのアート作品を時間以内に作成しできを競います。今回日本チームには辻調卒業生&元職員も選手の一員として参加し、研究生の皆さんもとても楽しみにしていました。前回の大会は日本チームが優勝していますので、今回もかなり高いレベルを期待されプレッシャーもあったのではないでしょうか。コンクールとして今回初めての試みであった「Show Chocolat」というカテゴリーでは、スタンドにお店を出す体でチョコレート菓子を準備し、各国のキャラクターなどを出しつつ発表する、というものでした。日本チームは日本の「祭」をテーマにし、客席でも太鼓を用意してステージが盛り上がるように演奏をしたりと見ごたえのあるものを発表していました。他の国も楽しくプレゼンテーションが行われ、盛り上がりました!
研究生の皆さんは応援を考え練習し当日に挑みました!選手にとって研究生たちの応援は本当に励みになるとのことですので、かなり力を入れた応援となり盛り上がりました!!声がかれるまで応援してくれた研究生の皆さん、ブラボーでした!
「クープ・ド・モンド」の結果は日本チームの優勝!!2大会連続の快挙でした!表彰式を見学に行った皆さんは感動で涙していた人もいたようです。本当におめでとうございます!きっと研究生の応援も大きな力になったと思います。
優勝した日本チーム。本当におめでとうございます!!
優勝した選手の皆さんと一緒に
「ボキューズ・ドール」にはフランス到着後も練習を重ねた日本チームが登場、順調に作品を出していきました。魚料理と肉料理を大皿で提供しますが、こちらは毎回本当に見ごたえがあります!!各国がテーマに沿ってそれぞれのキャラクターを出しながら料理を組み立てますが、アイディアや見た目の美しさに感動します(残念ながら客席は味見ができませんので!)。今大会は1995年に優勝したレジス・マルコン氏(ミシュランガイド三ツ星レストラン「メゾン・マルコン」オーナー)の息子、ポール・マルコン氏が出場し話題になっていました。そして毎回強い北欧勢も今回またしてもよい成績を出すのではないか、と期待されていました。
はっぴ姿で皆さん応援頑張りました!
競技中の日本ブース
完成し提供される料理が大画面に映されます。こちらは日本の肉料理の大皿です。
結果はフランスの優勝でした!レジス氏の優勝から30年後に息子ポール氏の優勝、フランス応援団は大盛り上がり、レジス氏、ポール氏共に感極まった様子でした。このような瞬間に立ち会え、研究生の皆さんにとっても思い出深いものとなったのではないでしょうか。日本は11位と少し残念な結果でしたが、素晴らしい料理を見せてくれました。本当にお疲れ様でした!!
この素晴らしい大会に影響を受け、「自分も出場してみたい!!」と思った研究生もいたのではないでしょうか。実際卒業生が出場することも多いですので、毎回フランス校職員も楽しみにしています!