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辻調グループ フランス校

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7月はエスカルゴ!

フランス校日記

2021.07.05


Bonjour, 辻調グループフランス校教務部です。7月になりました!今年はフランスの多くの学校の終了が7月6日(火)と週の半ばです。ヴァカンスの出発は通常土曜日(または金曜日の夜)ということが多いですが、今年はどうなるのでしょう。少し出発日が分散されて渋滞が緩和されればよいですね。

7月と言えばエスカルゴです!とはいってもエスカルゴをバーベキューで食べるわけではありません。そして通常エスカルゴと言えばクリスマス料理などに出されるもので特に夏が旬というわけでもありません。ではなぜ「7月と言えばエスカルゴ」などと言ったのでしょう?7月1日からエスカルゴ猟が解禁となるからです!

猟、というとやや大げさに聞こえますが(猛スピードで逃げるエスカルゴを捕まえに走る、というような)、要はエスカルゴ採取を開始してよい日が毎年7月1日となります。それまではまだエスカルゴが大きく育っていなかったり卵を産んでおらず増えていなかったりと問題があるためです。

お庭にいるエスカルゴも食用のものがあります。こちらは食用、日本のものよりかなりサイズが大きいです。
(全てが食用なわけではありません)

エスカルゴ採取、って、業者以外に関係ある話なの?と疑問に持たれる方も多いと思いますが、答えは「Oui」、ハイ、です。キノコ狩りと同じような感覚で、特に田舎に住む人たちはエスカルゴを自分たちで採取し掃除し食べられるように処理します。ですので7月1日の早朝にはエスカルゴがいそうな森の中に人の姿が多く見られることでしょう。

湿り気があるところが好きなエスカルゴですので、7月1日前日辺りに雨が降らないと採取も難しいですが、1日から解禁、ですのでその後何日かエスカルゴ採取にいそしむ人たちがたくさんいると思います。たくさん集めたものを家で処理し、冷凍保存をする場合が多いですね。すぐに食べてもよいとは思いますが、スペシャルな日(前述のクリスマスの時、のように)にいただくことが多いです。


家庭で処理したエスカルゴ、専用の器に入れオーブンで焼いたお料理です。バター、パセリ、ニンニクなどで
味付けします。

エスカルゴも高級食材です!ミシュラン星付きレストランでも扱いがありますし、もちろんフランス校の実習メニューにも登場します!学校では採取、からはやりませんが、家庭招待のシステムで一緒に採取もさせてくれるご家庭があるかも?研究生の皆さんを招待してくれる「家庭招待」というシステムも学校が再開したら楽しみなものの一つですね。


エスカルゴを使ったフランス校の実習メニューの一部です。もちろん、高級料理です!