こういう授業もあるんです(エスコフィエ校)
Bonjour, 辻調グループフランス校、エスコフィエ校教務部の栗山です。
5月28日は今年の復活祭から40日後にあたる「キリスト昇天祭」のため祝日でした。
また木曜日が祝日なので、金曜日に橋をかけてフランス校は4連休です。この連休も、旅行、食べ歩き、勉強と、学生たち
は有効に活用してくれることと思います。休みの日は積極的に外出して、ぜひ生のフランスに触れてもらいたいものです。
リヨンなど近場の町に行くだけでも様々な発見があり、貴重な経験ができますからね。
また、なぜ祝日になるのかということにも興味をもってもらいたいと思います。歴史や文化にちなんだものがほとんど
ですからね。
さて、5月の27、28日と続けてふだんとは違う形式で授業が行われました。調理の学生にはキャメラ先生による製菓の
講実習があり、製菓の学生たちは班ごとにアメ細工を作成しました。
「調理の学生でお菓子を作るの?」と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、料理人はいろいろなことが出来るように
ならなくてはなりません! 場合によっては、パティスリーを手伝うこともあるんですよ。
出来上がったお菓子は、食事の際にみなで美味しくいただきました。食後、製菓の学生に感想を聞いたり、実習について
お互いの体験を語り合ったりしている様子が見受けられましたが、「初めて作ったのに、こんなにきれいにできたの!?」
などと、製菓の学生にも刺激になったようです。
そして製菓の学生たちは、あらかじめ班ごとにどのようなアメ細工を作るか打ち合わせを重ね、下絵を描いて・・・
当日は手分けをして部品を作り、ひとつの作品を組み上げていきます。完成品を見ると華やか!美しい!と思いますが、
制作過程は非常に根気が必要で、しかも熱いアメを扱いますから、たいへんそのもの。
しかも、こういった細工は壊れやすいですから・・・完成品を壊さないように運ぶのは緊張するでしょうね。
作品はサラマンジェ(食事をする部屋)に展示され、みなで鑑賞しました。
テーマは班ごとに自由に決めるのですが、それぞれ月の満ち欠けや喜び、生命といったことをモチーフにしているようで中々意味深い作品に仕上がっていました。連休明けにも、新たな作品を制作するので楽しみにしています!