ボーヌ見学。(レクレール校)
Bonjour
フランス・レクレール校教務部のソフィーです。夕方降り出した雨が夜になると雪に変わり、朝目覚めるとシャトーに少し雪が積もっていました。木々の葉も落ちて冬がやってきたことを実感します。
外は寒いですが、シャトーの中は熱気であふれフランス校の研究生たちは実習・講習に毎日忙しく元気に過ごしています。
先日、フランス・ブルゴーニュ地方にあるワインで有名なボーヌという町を訪れました。この地方は北にシャブリ、南にボージョーレーがある日本でも有名なワイン生産地です。今回はLouis Jadot(ルイ・ジャド)社にお邪魔をしました。まずはこちらの会社の歴史、哲学、現在のワインを取り巻く状況などを伺いました。
その後、ワインを製造する場所へ。摘み取ったブドウをジュースにしてどのように樽へ入れるのか、その樽はどのような特徴があるのか、また樽がワインに与える影響など詳しく伺いました。
「その土地がブドウに与えた記憶をワインの中で蘇らせる。」気の遠くなるほどはるか昔から存在している大地には、さまざまな成分が含まれています。それらを受け継いだブドウの個性を生かすため、時間をかけてゆっくりと、液体そのもの変化に仔細に観察しながら製造されているお話を聞くと、ワインの奥深さに感動します。
いろいろなお話を伺った後は試飲の時間です。フランス校の夕食時の授業とルイ・ジャド社へ向かうバスの中で、ワインの観察の仕方はすでに学びました。(*フランスでは18歳以上は成人と見なされ、飲酒が法律で認められています。)
ワインを試飲する時は目・鼻・口を使って観察をします。まずは目で見て色や透明度を判断します。薄暗いワイン貯蔵庫では少し難しい作業です。次ににおいをかいで、欠陥がないかを調べます。最後に口に含み、鼻から抜ける香りなどでどんなワインなのかを考えます。今回は全部で6種類の試飲をしました。プロの指導を受けながら、どのようにワインを選ぶのかじっくりと学ぶことが出来たのではないでしょうか。でも全部飲んでしまうと、覚えたことも忘れてしまいそうです。このような試飲の場合、最後は飲んでしまわず吐きだします。
最後はみんなで記念撮影。朝早くの出発で眠かったけれどがんばりました。週末はゆっくり過ごしてまた来週の実習と講習のために英気を養ってください。