リヨン観光にお勧め!ソーヌ川の水上バス「Vaporettoヴァポレット」
Bonjour, フランス校教務部です。
フランス校のあるオーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏は、スイスとイタリアに国境を接していることもあって、中心都市であるリヨンは、古くから交易の地として発展してきました。
そして、その発展に、アルプス山脈とヴォージュ山脈に端を発し、リヨンで合流する、ローヌ川とソーヌ川が大きな役割を果たしたことは言うまでもありません。
Vaporetteヴァポレットと呼ばれる水上バス。
ハイブリッドエンジン搭載で環境にも配慮。
船内にも座席があるが、やはりデッキ席が人気。
今日、市内を流れるこの二つの川沿いには、遊歩道や公園が整備され、リヨン市民や観光客の憩いの場となっています。
また、河岸に立つ市場や、軒を連ねる商店やレストランは、多くの人で賑わっていて、この二つの川は、今も変わらずリヨンに大きな恩恵をもたらしていると言えるでしょう。
普段目にしているリヨンの町並みも、ソーヌ川から見ると新鮮に映る。
さて、ローヌ川とソーヌ川は、現在も多くの船舶が行き来していますが、ソーヌ川にリヨン市民の重要な足となっている水上バスが走っていることは、あまり知られていないかもしれません。
ソーヌ川右岸の旧市街。サン=ジャン大聖堂の後方にはフルヴィエールの丘のノートル=ダム大聖堂が見える。
川沿いには遊歩道が整備されていて、散歩やジョギングを楽しむことができる。
この水上バスはVaporettoヴァポレットと呼ばれ、リヨン9区のVaiseヴェーズ地区と、再開発によってリヨンの新たな人気スポットとなったConfluenceコンフリュアンス地区を結んでいます。
発着は1時間20分毎で、ヴェーズ⇔コンフリュアンスの所要時間は約30分。
途中でSaint Paulサン・ポールとBellecourベルクールという停泊所に止まりますが、いずれの停泊所もリヨンの観光スポットに近いため、観光にもとても便利です。
ベルクール停泊所を後にして終点のコンフリュアンスへ。
左手には裁判所、正面奥にはクロワ・ルッスの丘が見える。
終点はコンフリュアンスのショッピングモール横のドック。
水面を滑るように進む船から見るリヨンの景色は、普段見る景色とはまた一味違って、とても優雅な気持ちになります。
ヴァポレットの発着地のヴェーズ地区までは、レクレール校からは電車で、エスコフィエ校からはバスで行けますので、フランス校研究生にもお勧めです。
なお、ヴァポレットの運行は、3月中旬から12月31日の9時30分から21時30分まで。
チケットは船内の自動券売機で購入でき、13歳以上が5ユーロ、子供は2ユーロ(5歳以下は無料)です。
※取材は9月初旬に行いました。