塚原 佳樹さん
TSUKAHARA Yoshiki
北海道石狩南高等学校 卒業
[辻製菓専門学校]製菓技術マネジメント学科 卒業
2013年春コース エスコフィエ校製菓研究課程
研修先：AUX DELICES D'AUTREFOIS

リヨンから西へ約100kmのモンブリゾンという町の人気店「AUX DELICES D'AUTREFOIS」が塚原君の研修先です。こちらのシェフJALLAT氏は、古きよき味と現代性の融合を心がけており、31才の若さながらその理念と確かな技術が着目され、2013年の4月に日本に招聘されて製菓技術講習会も行いました。このお店と町で塚原君は休日も楽しみつつ研修に勤しんでいます。

「楽しい職場、でも仕事は早い」
モンブリゾンという町の中心から少し離れたところにあるお店です。お店は大きめな作りで内装もかなり広々としています。客層は子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで幅広いです。


お店の外観


店内　　　　　　　　　　　　　　　　お店に並ぶお菓子

朝はガトーの仕上げやクロワッサンやパンオショコラなどの焼成をし、その後は計量やクリームの仕込み、フルーツの処理などいろいろで、特に決まった仕事はなく、シェフの指示で動いています。
シェフはとても元気な人です。とにかく元気です。日本のことが好きで、よく空手のモノマネとかを見せてきます。また仕事中も音楽を流しながら仕事をしたりと、とても自由な職場です。でも仕事はとても早くてびっくりします。周りの同僚もとても元気でみんな優しいです。ご飯に誘ってくれたり、みんなとても優しいです。


同僚のみんなと一緒に


ラボの中


自分の部屋

「休みの日も楽しく」
研修先の町はとても住みやすい所です。土曜日になるとマルシェをやっていたりとにぎわっています。休みの日は食べ歩きや町の散策などをして過ごします。この前の休みは、この町でお祭りがあったので行ってきました。一ヶ月の生活費は40ユーロほどあれば足りると思います。食事はいつもサンドイッチやパンをくれるのであまりかかってないです。


牛さんもお祭りに参加のようです


（左）いろんな国のパレードもありました
（右）こちらの国ももちろん！


仮装をした人と一緒に

「パティシエ、フランス人の見習うべきところ」
やっぱり、とにかくスピードが求められるなと感じました。僕の研修先はパティシエが4人で、僕を含めて5人で、同時にラボで働いているのは2～3人なので、とにかく1人1人がテキパキ動かないといけません。毎日急かされてばっかりです。あと仕事で失敗をした時でも、それを引きずってはならないと感じました。フランス人はいつまでも引きずらないので見習わないと、と思いました。そして研修は、自分にとって元々「研修」であり、勉強の意味合いが大きいですが、「仕事」でもあるため、お店のために働こうと思うようになりました。


休みの日はシャトーの仲間と会うこともあります

「喜びや驚きを与えられるようなパティシエに」
研修で学ぶことはたくさんありますが、将来はそれを消化して自分なりに考え、自分のお店を出して多くの人に喜びや驚きを与えられるようなパティシエになります。将来のためにも今を頑張ろうと思います。


外出先にて


将来に向けて頑張ります！