FRANCE

辻調グループ フランス校

ブログ

La MAISON MARIE (ラ・メゾン・マリー)

フランス校 食べ歩き日記

2013.10.01

リヨンに出かけて「今日、どこでご飯食べる?」なんてこと、よくあると思います。
そういう時、迷ったらココ!

131001koike-1.JPG

リヨン中心部にある『リュ・メルシエールRue Mercière (メルシエ通り)』に足を運んでみて下さい。
たくさんのビストロが軒を連ねており、昼夜問わずたくさんのお客で賑っています。
その通りの真ん中あたりから、少し横道にそれた所にあります。


131001koike-2.JPG 131001koike-3.JPG

131001koike-4.JPG

店内は白と紫を基調の色にしており、バーカウンターもあります。
クラブ系のノリのいい曲がBGMで流れ、比較的若い客層をターゲットにしている感じが伺えます。

それもそのはず、このお店のシェフはAurélien Coutaudier(オーレリアン・クトディエ)氏で、
フランスのテレビ番組『トップ・シェフ Top Chef 』のシーズン4に登場していました。

残念ながら優勝は出来なかったものの16歳から料理の道を志し、現在23歳という若さ。
ここのお店でシェフとして腕をふるっており、トラディショナルな料理から独創的な料理まで幅広く楽しませてくれます。

お店に入るとマダムがとびきりの笑顔でお出迎え。
ポール・ボキューズのビストロで働いていた経験があるそうで、丁寧に料理説明もしてくれました。

まずはアぺリティフから。
『ヴァン・デュ・ビュジェ Vin du Bugey 』と言って、エスコフィエ校のあるアン県で作られている発泡ワインを頂きます。
シャンパンはちょっと高いから・・・という方にお勧めのアぺリティフです。

それでは前菜から紹介をします。

Salade d'Automne, magret fumé, pleurotes au balsamique et choux : 10 €
131001koike-5.JPG

鴨胸肉の燻製、バルサミコ酢の風味をつけたきのこ、キャベツなどの秋の味覚をふんだんに取り入れたサラダ。
上から生のカリフラワーの薄切りが散らしてあります。

Terrine de foie gras et joue de bœuf maison : 14 €
131001koike-6.JPG

フォワ・グラと牛ほほ肉で作った自家製テリーヌ。
メニュー変更があったので、今日からは牛テールで作っているそうです。
酢漬けにした人参とポロねぎのフライが添えてあります。
肉の旨味を感じる一皿でした。

次にメイン料理の紹介です。

Risotto Arborio au homard : 22 €
131001koike-7.JPG

オマールエビを添えたリゾットです。アル・デンテに仕上げてあり、とってもクリーミー。
ソース・アメリケーヌ(甲殻類のソース)との相性もいいですね。

Suprême de pintade fermière, potiron braisé au Cantal gratiné : 19 €
131001koike-8.JPG

焼いて火を通したホロホロ鶏の胸肉に、ゴマの風味を効かせてあります。
ソースはホロホロ鶏の骨などから作ったジュとよばれるものでした。
付け合わせは旬のかぼちゃとカンタルというチーズを使ったグラタンです。

Tartare de bœuf Charolais, taillé au couteau, salade verte : 16 €
131001koike-9.JPG 131001koike-10.JPG

タルタル好きの僕としては、このメニューは外せません。
そう、ビストロでよく見かける牛赤身肉のタルタルです。
メニュー名にも書いてありますが、肉を包丁で切っているので細かすぎず、存在感のある大きさです。

パセリ、ケイパー、玉ねぎのみじん切りが散らしてあり、そこに好みでマスタードやタバスコ、ケチャップなどで
自分好みに味付けをします。

131001koike-11.JPG 131001koike-12.JPG

そしてまぜまぜ・・・さらにまぜまぜ・・・形を整えて出来あがり!
日本では食べれないので、ぜひチャレンジしてみて下さい。

最後にデザートとワインを紹介します。

Tarte soufflé aux prunes, servie chaude : 7 €
131001koike-13.JPG

温かいスフレとタルトの組み合わせです。
スフレ生地にはミラベルのピュレが加えてあり、タルトにはプラムやクウェッチのジャムが組み合わされています。
やはり旬のフルーツを使って仕上げるデザートは美味しいですね。
甘いタルトと酸味のあるスフレとの相性はバツグンでした。

Fondant au chocolat noir : 7 €
131001koike-14.JPG

温かいチョコレートケーキ。割ると中からトロ~ッとチョコレートが流れ出てきます。

Languedoc, Chardonnay, Laurent MIQUEL 2011
131001koike-15.JPG

今月のお勧めワインを頂きました。南フランス、ラングドック地方の白ワインです。

昼は平日だけコースメニューがあります。
夜はア・ラ・カルトのみですが、前菜は10 € 前後、メインは 20 € 前後で食事ができるのでリーズナブルですね。

食の都と呼ばれるリヨンにはたくさんのレストランやビストロがあります。
もちろん地方料理や古典料理は美味しいのですが、少しミーハーな気分で若いシェフのお店を探してみるのもいいですね。

La MAISON MARIE
住所 :5 rue Tupin, 69002 LYON
Tél :04.78.42.38.12
HP : http://www.lamaisonmarie.com/
定休日:日曜日、月曜日