奥谷 翔太さん
OKUTANI Shota
大阪府立布施高等学校 卒業
[エコール 辻 大阪]フランス・イタリア料理マスターカレッジ 卒業
2013年春コース エスコフィエ校フランス料理研究課程
研修先：LA MARELLE

奥谷君の研修先は「LA MARELLE（ラ　マレル）」というミシュランガイドで１つ星を獲得しているレストランです。最高品質の鶏の生産地として有名なブレス地方にあります。才能あふれる若きシェフの創作料理がリーズナブルな値段で提供されている、大変注目度の高いレストランです。シェフは研修生を連れてエスコフィエ校に来校し講習をしてくださる期もあります。

「ブール　カン　ブレスでの研修生活」
研修先はリヨン郊外にあるペロナという地域の道路沿いにあります。ブレス地方との境ともあってブレス鶏の料理もメニューにあります。近くの大きな町はBourg en bressで名所と言えるものはおっきな聖堂くらいしかないと思いますが（笑）、個人的にお気に入りの場所は友達とよく飲みに行くbarです。しょっちゅうイベントをやっていて他のお客さんもフレンドリーでとても楽しいです！
あとはやはりリヨンが近く、たまに買い物でチラホラ顔を出す感じですが基本的にはブレスにとどまってます。


「お店の外観とテラス席」


「ブレスの聖堂」

「仕事内容は料理からセルヴィスに至るまで」
仕事内容は仕込みからセルヴィスまでやらせてもらっていて、今はアミューズとオードブルのポジションでシェフ・オードブルをやらせてもらっています。その他にカクテルといってパーティーの仕事が入るので、それがあるとパーティー会場で料理提供をしたり、カクテルの時間帯にはサービスもやらせてもらえました。

シェフは気さくな人柄で対応がとてもフレンドリーで話しやすい人です。でも仕事になればすごく厳しく、細かいところもよく見ていてオンオフがかなりしっかりしている人だと思います。日本が本当に好きなようで、料理にも日本の食材を使うことも！同僚はみな若くて18～24才くらいの若い人ばかりです。みんな優しくて日本のことやフランス校でのことによく興味を持ってくれてよく質問してきてくれます。休日はよく呑みに行こうと誘ってくれて本当によくしてくれます！


「厨房内」


「担当した料理の一部」


「シェフの写真です。写真がこれしかなくてすみません（笑）」

「休みは友達と一緒に」
先にもお話しましたが、休みの日はよく友達と街内のbarに飲みに行くか、たまにシャトーの友達に会いに出かけたりもします。この間はブサンソンにてパティシエの友達と会いました！あとは友達とマコン（リヨン郊外）までお出かけなど、とにかくよく誘ってくれるのでいろいろな所に行けます！


「ブザンソンにて。この像は何なんでしょう」


「友達とマコンに行きました」


「秋コース生の友達とリヨンで会いました」

「必要なのはオンオフの切り替え、そしてタフさ！」
研修先で勉強になることはいろいろありますが、1番はオンオフのちゃんした切り替えです。フランス人はふざける時はかなりぶっとんでるけど仕事になるとほんとに真剣でそういうオンオフのはっきりした区別があるから疲れが溜まったり体調不良になったりせず、自然と体調管理できているんだろうなと思いました。あと、とにかく職場ではスピードを求められます。フランス人の手の速さについてはいけるものの、それを持続するにはそれなりにタフじゃないといけないなと思いました。

当たり前のように言葉の壁に苦しんで、フランス校とはまた違った料理や考え方に混乱したりとありますが、研修はとても充実しています！あとは学校では自分のどこかに甘えを感じたので、ここでは自分のキャリアとしての「研修」を意識し、いちスタッフとして責任感が必要であると思いました。

研修に出て、自分の中で変わったというよりは、改めてこの業界でやっていく覚悟と自分は料理が好きだということが実感できました。将来的にはまた食べたいと思ってもらえるような料理を作れるようになりたいです！