朝岡 航大さん:研修先 L'Auberge de l'ill (ローベルジュ・ド・リル)
「各国から美食を求めてお客様がいらっしゃるレストラン」
研修先のレストランはコルマールから車で30分の位置にあるイローゼルン村という小さい村にあります。客層はフランス国内だけでなく、様々な国からのお客様が美食を求めて訪れています。自然豊かで時間がゆっくり流れるような落ち着いた場所です。
お店の看板です
夜はライトアップされてきれいです
「色々なことをやらせてもらえる研修先」
担当させてもらっている仕事はガルドマンジェでアミューズの仕込み、提供まで1人でやらせてもらっています。その他アントレのドレッセの手伝いもしています。研修が始まり2週間後にエキップポワソンに移動し仕込み、ガルニチュールの火入れ、ドレッセの手伝いをさせてもらっています。
レストラン内装
厨房です
「シェフが来るとその場が引き締まる」
シェフはとても穏やかで優しく日本が大好きでたまに日本語で話しかけてくれたりします(お元気ですか?等)料理にはとても熱く厨房にシェフが来ると空気が引き締まります。
同僚には最初の2日はやる事もわからず怒られたりもしましたが、「分からなかったら言ってくれたらいいよ」と言って頂き今では質問をしながらなんとか仕事についていけるようになりました。
いろいろな仕事を任せてもらえます
同僚と一緒に自撮りで
サーモンのスフレ盛り付け中
カエルのムースリーヌ。レストランのスペシャリテの一つです。
「田舎ならではのよい雰囲気がある」
仕事終わりにイル川越しに見るレストランがとても綺麗でよく見に行きます。地元の町は電波もないほど田舎なのですがその分空気が澄んでいて夜空が綺麗だったりします。休みの日にはバスを使いコルマールまで行きビストロでアルザスワインやアルザスの伝統料理を食べ、ショッピングを楽しんだりしています。住居は2人部屋を一人で使わせてもらっています。レストランの上にあり、広くはありませんがとても綺麗で1人で住むには充分過ぎるほどです。
レストランはアルザス地方にあり、アルザスのスペシャリテを楽しんでいます!
1人で暮らすには十分な広さのお部屋です
「常に先のことを考えて動くと更に多くのことが勉強できる」
研修先で学んだことは、常に先の事を考えながら作業することです。シャトーとは比べ物にならないくらい仕込みの量があります。早く終わらせれば終わらせるほど新しい仕事を教えてもらったり、色々な事が勉強出来ます。あとは間違っていてもいいので自分から積極的にフランス語を使ってみる事です。
自分の行う一つ一つの作業がレストランの評価に繋がると言う責任感を感じながら毎日必死に働いています。周りを見ながら次は何をするべきか、神経を凄く使い大変ですがとても楽しいです。
「研修先で得たことを活かしての将来は?」
今しか出来ない経験をし、新しい自分を見つけたいと思っています。将来はフランス料理界を引っ張っていけるような料理人になりたいです。応援してくれている家族や友達に胸を張れるような料理人になりたいです。
朝岡 航大(ASAOKA Kodai)
大阪府私立大阪緑涼高等学校 卒業
辻調グループ出身校 エコール辻大阪 フランスイタリア料理マスターカレッジ