FRANCE

ALMA(アルマ)

フランス校 食べ歩き日記

2023.10.24

Marvin Brandao(マルヴァン・ブランダオ)さんが生まれ故郷のリヨン6区にブーランジュリー・パティスリー「ALMA(アルマ)」をオープンされました。フランスのブレス地方ヴォナスにあるジョルジュ・ブラン、南東部クールシュヴェルにあるLe K2 Djola、パリにあるジョルジュVなどのミシュランの星付きレストランで働いた経歴のある方です。

ブランダオさんは辻調グループのフランス校に講師として来校されたことがあります。

お店の名前「ALMA」はポルトガル語で「魂」という意味と、パートナーのAlice(アリス) さんとMarvin(マルヴァン)さんの名前の初めをくっつけてたそうです。
(お店のHPより)ALMA - Patisserie haute couture (alma-lyon6.com)


お店に入って正面のショーケースには丁寧に仕上げられた美しいお菓子、具だくさんのサンドウィッチ、左のショーケースにはタルト・シュクルやサヴォイヤードなど常温で販売できる焼き菓子が並んでいます。そして後ろの棚にはパンがずらり。パンにはホラーサーン粉(カムットと呼ばれることもある古代小麦)やBIOの小麦粉、お菓子にはカソナードを使用するなど材料をとても厳選しているそうです。


Douceur aux figues(ドゥスール・オ・フィグ)

その厳選された材料で作られたお菓子はインスタグラムに度々上がっています。今回はそれをまねして写真を撮ってみました。お店のすぐ近くにある橋で。

では、私の頂いたいくつかのお菓子を紹介します。


Sicile(シシル)

ピスタチオのプラリネ、レモンの柔らかいクリーム、マダガスカル産バニラの入ったチーズケーキのムース、柑橘のコンフィ
このお菓子はレモンのほろ苦さがアクセントになっています。食べた時にまずプラリネが歯にあたり、その後、口の中に濃厚なチーズケーキが広がります。ここでもレモンがとても良い仕事をしています。甘味、苦み、酸味のバランスがとても良いお菓子で、もう一つ食べたい!!


L'or rouge(ロール・ルージュ)

サフラン風味のバタークリーム、ヘーゼルナッツのムース、ヘーゼルナッツのダコワーズクルスティヨン、サフランのクリーム
食べ進むとサフランをふんわり感じます。主張しすぎず、とても上品です。ナッツとサフランの組み合わせがこんなに美味しいとは・・・新しい発見でした。


Paris-Lyon(パリ‐リヨン)

パータ・シュー、クレーム・オ・プラリネ、ローストしたヘーゼルナッツ、ヘーゼルナッツのプラリネ
クリームがたっぷりでナッツの味をしっかり感じられるお菓子です。大きなヘーゼルナッツがガリガリと歯にあたり、噛むと絶妙にローストされた美味しいナッツの味がします。ヘーゼルナッツはフランス東部、ドローム県産のものを使用されていて豊かな香りとデリケートな味わい、他の産地より脂肪分が多いのが特徴のようです。ナッツ好きにはたまりませんね。

お菓子の価格は5.80€~6.40€


SandwichとRoulée Cannelle(サンドウィッチとシナモンロール)

もちろんパンもおすすめです。サンドウィッチにはたっぷりのハム、ドライトマトがサンドされています。シナモンロールは優しい甘さです。どちらのパンも歯切れがよく、パン生地が美味しい!

パンの価格は2€~

伺った日は土曜日でたくさんのお客様が訪れていました。子供連れの人も多く、安心して食べられるパンやお菓子ということなのでしょう。
お菓子の入れ物には、木製、紙製のものが多く使用されており、持続可能なお店を目指されています。

ぜひ、訪れてみてくださいね。


ALMA

住所17 rue Bugeaud Lyon 6
営業時間 : 月-金 07h30-19h00
     土 08h00-13h00
定休日:日
電話: 04 78 24 96 70