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辻調グループ フランス校

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三浦 愛加さん 研修先:RESTAURANT LA ROTONDE(レストラン ラ ロトンド)

研修生レポート

2018.01.12

三浦 愛加 MIURA Aika
フランス校2017年春コース エスコフィエ校 製菓研究課程
東京農業大学 短期大学部 栄養学科卒業
辻調グループ出身校 エコール 辻 東京 辻製菓マスターカレッジ フランス校進学コース
研修先:RESTAURANT LA ROTONDE

三浦さんがパティシエとして研修をしているレストランは、リヨンから電車で15分ほどのところにある瀟洒なカジノの中にあります。ミシュランガイドでは1つ星を獲得している高級レストランです。
パーティー、ウエディングなどにもよく利用されます。
リヨンにも近いのでお休みの日にはリヨンに遊びに行ったりもできる便利な研修先です。

「いろいろなパーティーに使われるレストランです。」
リヨンからさほど遠くない小さな町にあるこちらのレストランはカジノに併設されています。
5つ星ホテルとスパもあり、旅行者が数多く訪れます。
レストラン以外にもブラッスリーや500人ほど収容できるホールが2つあり、そこで使われる料理もレストランで行っています。ホールは結婚式に使われたりコンサート、子供用のパーティーにも使われます。ある時にはボクシング会場ができていたこともありました。


レストラン外観と厨房

「作るお菓子の量が多い!!」
勤務スケジュールは朝7時から昼15時までと昼15時から夜25時までのシフト制で、最初の2か月は朝の担当でした。
朝の仕事は仕込みが多く、クレームパティシエールをたいたり、プチフールを作ったりしていました。
ブラッスリーに出す日替わりのガトーの仕上げやホテルの朝食に出すワッフルやフルーツサラダも作ります。
夜のシフトに入るとレストランでのデザートを作る仕事メインになります。
毎日5種類あるデザートの仕込みからイベント用のガトーの仕込みまであります。
パーティーが入っているときは3人で300人分のデザートを仕上げることも!!


作っているお菓子です。とにかく数が多いです

「たくさんのことが学べる」
シェフはとてもやさしく仕事中にもたくさん話しかけてくれて、わからない言葉も携帯で調べてくれたりと親切です。
仕事面では間違えたところをしっかりと指摘してくれて、どう改善すればよいかを教えてくれるので
とても勉強になりたくさんのことが学べています。
一度に作る量がとても多く、学校とは違った器具の使い方や選び方も学べました。
また、丁寧さと同時に早さも求められるので、丁寧すぎては注意されることもあるので、どこまで丁寧に行い、どこまでを速さ重視にするのかの見極めも重要だと実感しました。一度教わったことは次回から自分一人でやらないといけないので、一回見ただけで覚える、という術も学べたと思います。


作業中の一枚

「リヨンが近いので便利!」
研修先の町は小さいですが、電車の駅があるのであちこちに行くことができます。
リヨンが近いので休みの日はよく食べ歩きに行きます。
食の町と言われているリヨンだけあって、たくさんのパティスリーがあるので食べ歩きのしがいもあります。
リヨン近郊にある研修先にいる友達のところに行くこともあります。
この間は思い切ってドイツのミュンヘンまで行き、本場のクリスマスマーケットを見てきました。


リヨンが一望できる丘から


ミュンヘンのクリスマスマーケット

「住まいは従業員の寮です」
住まいはレストランやホテルで働く人が入る寮で、20人くらいが住んでいます。
部屋は一人で使っていて、トイレとお風呂がついています。
共同で使えるキッチン、洗濯機、乾燥機があるので生活には困りません。Wi-Fiもつながっているので便利です。


自分の部屋

「責任感を学ぶ研修」
予想した以上に仕事を任されるので、うれしさと同時に責任感を持つようになりました。
社会に出て働く上で、当たり前のことではありますが、お金を払ってお客様が食事をしに来てくれる、そしてキュイジニエ、セルヴィス、
たくさんの仲間がお客様に届けるために仕事をしている、そう思うと自分の任された仕事に力が入るようになりました。

「やっぱり自分のお店を持つことが目標」
フランスでの経験を活かし、本場の味を日本で伝えることができるパティシエになりたいです。
最初の目標は、親をはじめとした私を応援した人に作ったお菓子を食べてもらい、笑顔になってもらうことです。
あと一か月後、研修が終わってからそういった皆さんにどんなお菓子を作ろうか考えるだけでワクワクします。
そして最終目標はやっぱり自分のお店を持ち、いろんな人に私のお菓子を知ってもらえるようになりたいです。