Le Chateaubriand
The World's 50 Best Restaurantsにて2009年には40位、
2010年に11位、そして2011年にはトップ10入りを果たし、9位にランクされた
パリの「Restaurant Le Chateaubriand シャトーブリアン(パリ11区)」に行ってきました。
ここ数年、パリはビストロ・ブーム。
カジュアルな雰囲気とサービス、若いシェフに若いスタッフ、おいしい料理にワインがそろった、
新しいタイプのビストロが流行しています。
ビストロとガストロノミーをあわせた"ビストロノミー"という造語も生まれたほどです。
そのなかでも、もっとも注目を浴びているビストロの1つがこのシャトーブリアンです。
シェフは、イナキ・エズピタルト(Inaki Aizpitarte)氏。
彼は、バスク出身であり、独学で料理人に。
現在若手シェフのリーダー的存在であるジル・シュークルン氏経営の「カフェ・デ・デリス」
などを経て、モンマルトルにある「ラ・ファミーユ」のシェフとして頭角を現し、
アートとしての料理を追求する「トランスヴェルサル」(パリ郊外の現代アート美術館
MAC/VAL内)のシェフを経験し、「ル・シャトーブリアン」で初のオーナーに。
内装は30年代のままで、カウンターの後ろの壁には、
ワインリストが書かれた古い壁紙が残る。
「ル・シャトーブリアン」そのものは30年代から存在し、
経営者が交代しながら受け継がれてきた伝統あるワイン・ビストロ。
「雰囲気の古さは残して、モダンさは料理とサービスに加えた」という。
テーブルクロスのないテーブルに、男女兼用の一つしかないトイレ、
その横に中をのぞける厨房と、世界9位のレストランと聞いていなければ
場末の小汚いビストロとしか思えないほどである様相です。
扱うワインはすべてビオワインを選択している。
その生産者への敬愛を強く感じるのが、その作り手の名前を
ホール内に大きく取られた黒板に一人ひとり手書きで書かれていることである。
それぞれのワインを料理一皿一皿に合わせて提供するコースもある。
営業は現在、夜のみにされており、コースはその日の日替わり
55ユーロの1つのコースのみで、ワインをつけると110ユーロになります。
Gougère de pavot
Cèviche de gambas
Spaghetti froid aux palouedes
Bonito à la plancha jus de iberique, aneth
Boillon de hareng
Légumes, encre, lard de Colonnata
Limande sole, asperges blanches, coriander
Agneau, arroche, framboise
Fromage de Jour
Osso-iraty, Froume d'Ambert, chèvre
Fraise, petits pois
Cerise, Sabayon
Rhubarbe , carvi, menth
「ル・シャトーブリアン」では、予約は2週間前からのみ受け付けるが、
予約時間は昼の3時から6時までと限定されており、電話がつながりにくいことも難点です。
約50の席は埋まっている状態で、カウンターでワインを飲みながら
席が空くのを待つ客や、外に列を作りテーブルが空くのを待つ人たちもいるほどでした。
Le Chateaubriand
129 Av.Parmentier 75011 PARIS
tel:01.43.57.45.95
休:土曜日、日曜日 12/25~1/1
夜のみの営業