LE FRANCAIS(ル フランセ)
店の作り、料理もモダンでシックなレストランが増えていく中、今回は古き良き時代の雰囲気が今でも漂うレストランを
紹介します。ブレ・カン・ブレスにある「ル・フランセ」。
シャトーエスコフィエが所在するアン県の県庁所在地であり、リヨンからは普通電車で約1時間のところにあります。
1897年にカフェとして開業し、その後、戦争や不景気な情勢の時代を経て、経営者も幾人か入れ替わりました。
ブラッスリーなどにも業態を替えた経緯があり1932年には今の経営者の元、地元の人、会社勤めの人達など、
お客さんの絶えないレストランのようです。
若い人は少なくご年配の方やビジネスマンが多く利用しているようです。
平日のお昼ですが見る間に70~80席が満席。セルヴィス達のキビキビとした動き。
老夫婦のお誕生日?花火のパフォーマンス。
店内の天井は高くブレス鶏のオブジェ。
ミシュランのガイドによれば、やはりブレス鶏、そしてグルヌイユ(カエル)がスペシャリテです。
メニューはコースが4種とアラカルトが冷製、温製の前菜17種、魚料理5種、肉料理9種、内臓料理4種、
ブレス鶏料理3種、デザート5種とあります。
今回はメニューにあるコースのLe Regional と Le Francaisをいただきました。
前菜から
Entree du Chef
フランスではポピュラーなサラダ。
Grenouilles sauvages fraiches ,a la persillade
養殖ではない野生のカエルを揚げたもの。ニンニクの香りが食欲をそそります。
主菜
Tripes a la mode du chef,pommes vapeu
牛の胃の煮込み。
Poulet de Bresse a la creme Riz
ブレス鶏のクリーム煮込み。付け合せはリ・ピラフ。
デセール
Tarte maison(イチゴのタルトレット)、Mousse au chocolat
Petit fourはメレンゲ2種とチュイル2種
このようなクラシックともいえる料理、デセール、そして客層まですべてが少し前に多くあったフランスの一般的な
レストランという感じが印象に残ります。
店先のプレートはブレス鶏を使っていることを主張。
メニューのところどころには素材にこだわる一文が書かれており、変わらぬ調理法や提供の仕方が
ご年配の方々や地元の人たちに永く受け入れられているのでしょう。
LE FRANCAIS
住所:7,avenue Alsace Lorraine Bourg-en-Bresse
TEL:04.74.22.55.14 FAX:04.74.22.47.02
URL:http://www.brasserielefrancais.com
定休日:土曜日の夜 日曜日