調理外来講師M. Cedric ALIBERT(セドリック・アリベール氏)/Patisfrance -Puratos(パティスフランス=ピュラトス)
エスコフィエ校では、6月2日から3日にかけて、調理の学生を対象に製パンの講実習が行われました。同様の授業は、
レクレール校では6月4日から5日にかけて実施されました。
(レクレール校での様子はフランス校日記をご覧ください:https://tsuji.fr/blog/diary/post_455.html)
講師は、Pâtisfrance -Puratos(パティスフランス=ピュラトス)社のCédric ALIBERT(セドリック・アリベール)氏です。
ピュラトスグループは、製パン、製菓、チョコレート材料の総合商社で、100以上の国に支部を持つ業界トップの企業です。
パティスフランス=ピュラトスは、その傘下の企業で、フランス全土で製パンや製菓の材料を販売するほか、コンサルタント
等も手がけています。アリベール先生は、パティスフランス=ピュラトスの専属講師で、一般向けのレシピの開発・提供や、
フランス各地での講習に精力的に取り組んでいらっしゃいます。
初日の授業の様子
普段のレストラン・シミュレーション実習とはことなり、製パンの講実習はハンズオン形式の実習です。
つまり、まず先生の説明を聞きながらお手本を見て、すぐに班ごとに同じことを実習します。
2日目の授業の様子
2日間に渡る講実習では、まずはパンについての講義から始まり、生地作り、成形と作業をすすめていきました。
パン作りはバゲット、様々な形のパン・オリジナル、ノルディックという粉を使った独特な風味のあるパン・ノルディック
などを作りました。
基本的に、パンは製菓実習室のオーヴンで焼きますが、パン・ノルディックは小さく成形し、調理実習室のオーヴンで
焼いてもらいました。特別な設備がなくとも、調理場でパンを作れることを実感したことでしょう。また、初日の後半には
飾りパンという、観賞用のパンも皆で作成しました。
飾りパンを作っている様子
2日間で作ったパンより
(左前から時計回りに)バゲット、パン・オリジナル、パン・ノルディック、バゲット・オ・グレンヌ
飾りパン
学生たちの作ったパンは、食事の際に皆で美味しくいただきました
ほとんどの学生にとって、今までパン作りの経験はなかったかと思いますが、フランス料理とパンは切っても切れない
関係です。レストランによっては、自家製のパンを出しているお店もあります。そういった意味でも、学生たちには
たいへん参考になる2日間だったと思います。
最後に全員で記念撮影